浦和のACL優勝に同じアジアの中国記者陣が反応 「神」と称えた殊勲者は?
中国はゼロコロナ政策の影響でACLは「他人事のように見える」
浦和レッズは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝でアル・ヒラル(サウジアラビア)を2戦合計スコア2-1で破り、3度目のアジア王者に輝いた。中国版ツイッター「微博(Weibo)」でも多くの有識者やファンが反応している。
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フォロワー85万人を誇るライターの鳴梁露梁(ミンリャンルーリャン)氏は、「支配率(29.4%対70.6%)など圧倒されながら勝った。日本のチームは規律や戦術実行能力が高い」と浦和の戦術と選手のプレー遂行力を称えた。フォロワー30万人のライター、苗原(ミャオユアン)Mark氏は、「西川周作が神だった、彼でなければ、前半で2点は取られていた」と浦和の守護神に最大限の賛辞を送った。
また、香港や広東省のスポーツメディアで活動する何輝(ヘーフィ)氏は、36歳のベテランFW興梠慎三がまだ活躍していることを称え、「私が定年になっても彼はプレーしているかもしれない」とコメント。フォロワー34万人の不懂球専欄(ブドンチュジュアンラン)は埼玉スタジアムのサポーターのビジュアルサポートや声援を絶賛しており、Jリーグでも指折りの熱狂度を誇る浦和サポーターの熱さは多くの中国人ファンの印象に残った。
ほかにも、主審が中国有数の審判・馬寧(マーニン)氏であったり、昨年中国リーグで大活躍したギニア代表FWホセ・カンテが浦和の一員として途中出場したことにも注目していた。
ただ、最も多くのファンの反応は、著名なサッカー記者の李璇(リ・シュアン)氏のように、「ACLは他人事のように思える」厳格なゼロコロナ政策の影響で、国内リーグの消化にいっぱいいっぱいで、2021年、22年の2大会で中国勢はACLにリザーブチームを送るか、22年大会の長春亜泰のように出場を辞退せざるを得ない状況であった。
いわばこの2大会で中国勢は実質「ACLを捨てていた」状況で、例年より大会への関心が低かった点は否めない。次回大会からはコロナ前同様のフルメンバー参加が期待され、中国勢とJリーグ勢などとの熱戦が期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)