ミランはスソの1ゴール1アシストで勝利し暫定3位 本田は出番なく不安を抱えたまま代表合流

10月の代表戦後、本田のプレーは62分間のみ

 これで火が付いたのが、ミランのスソだった。後半30分にかけて、無回転の直接フリーキックやミドルシュートで次々にパレルモゴールを脅かすと、同37分にはセットプレーのこぼれ球に反応して再び左足のミドルシュート。これを途中出場のFWジャンルカ・ラパドゥーラがバックヒールでコースを変えてゴールに流し込み、決勝ゴールを挙げた。ここまで無得点のラパドゥーラをエースのFWカルロス・バッカに代えて投入し、その3分後にゴールとモンテッラ采配がズバリと的中した。

 このまま2-1で勝利したミランは、勝ち点を25に伸ばして暫定3位に浮上した。

 右ウイングのポジションを争うスソが1ゴール1アシストと勝利に大きく貢献した一方、本田はこの日も出番なしに終わった。この試合後に日本代表の活動に合流するが、10月の代表活動後にミランで出場したのは、10月25日にスタメン出場した敵地ジェノア戦の62分間のみ。そのゲームも失点に絡んだうえ、攻撃的なプレーが極めて少なくあまりに低調なパフォーマンスで酷評されただけに、大きな不安を抱えたまま代表合流となる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング