英紙が選ぶ「氷漬けからより強くなって戻った7人」 “戦力外”から華麗な復帰を遂げた実力者とは

ベッカムはシーズン中の移籍発表で冷遇されるも

 3人目はチェルシーのナイジェリア代表MFヴィクター・モーゼス。2012年にウィガンからビッグクラブ移籍を果たした重戦車のようなドリブルに大きな期待を寄せられていたが、同時期にMFエデン・アザールら有望選手が加入したこともあり出番は限られた。リバプール、ストーク、ウェストハムとローン移籍でたらい回しにされたが、今季アントニオ・コンテ監督によってウイングバックにコンバートされて新境地を開拓した。

 4人目は元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム。07年、ファビオ・カペッロ氏が率いたレアル・マドリードでは冷遇され続けた。シーズン途中にもかかわらず米MLSのLAギャラクシー移籍を発表した影響で指揮官は起用しないと示唆。しかし、イングランドの貴公子は腐るのではなく、不屈の精神でトレーニングを続けて周囲の信頼を取り戻すと、再び出番を確保。その年、加入後初となるリーグタイトルを獲得した。

 5人目はマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘア。昨夏、レアルへの移籍話が過熱した。当時のファン・ハール監督は移籍問題が解決するまで起用しないと明言し、リーグ戦での出場が見送られていた。移籍マーケット最終日に移籍が破断に終わり、残留が決まると再び正GKの座に返り咲き、今ではユナイテッド内のベストプレーヤーとの評価を確立している。

 

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