浦和GK西川、3度目のACL優勝を呼ぶ好守に相次ぐ称賛 「激アツ」「マジで神」
後半アディショナルタイムにオタイフのシュートを阻止
浦和レッズは、5月6日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦のアル・ヒラル(サウジアラビア)戦に1-0で勝利し、2戦合計スコアで上回って3回目のACL優勝を達成した。終盤のピンチでスーパーセーブを見せたGK西川周作に対し、称賛の言葉が相次いでいる。
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浦和は前半24分にゴールキックからのビルドアップでDFマリウス・ホイブラーテン、MF小泉佳穂とつないで逆サイドのDF酒井宏樹へ。最終的にMF関根貴大のシュートは相手に阻まれたが、このプレーで浦和はリズムを取り戻した。続く前半30分には、酒井の突破からGKと最終ラインの間に高速クロス。逆サイドから興梠が右足アウトサイドで飛び込んでボレーを放ったが、ボールはクロスバーに当たって枠外に外れた。
その後、アル・ヒラルの攻撃でボールが風にあおられて不規則な変化をしたことでMFモハメド・カンノがボレーシュート打てない場面もあった。両者無得点で前半を終えたハーフタイムにも浦和サポーターはクラブのエンブレムを示すビジュアルサポートを行うなど、再び選手たちを鼓舞した。
風上に立った浦和は後半4分、ピッチ中央でのフリーキックをMF岩尾憲がペナルティーエリア内左サイドに蹴り込むと、DFマリウス・ホイブラーテンがゴール前にヘディング。興梠が飛び込んだ動きが相手GKを惑わし、カバーに入ったペルー代表MFアンドレ・カリージョがクリアしきれずオウンゴールに。浦和が大きな先制ゴールを奪った。
思うように攻撃が機能しないアル・ヒラルのラモン・ディアス監督は後半23分にサウジアラビア代表FWサレハ・アルシェハリと同代表MFナセル・アルダウサリを投入し、カリージョを右サイドに出した4-4-2に変更。浦和のマチェイ・スコルジャ監督も後半27分に興梠と小泉をFWホセ・カンテとMF安居海渡に入れ替えた。直後には安居のボール奪取からカンテ、MF大久保智明とつないだ決定機を迎えたが、大久保はシュートをクロスバーの上に飛ばしてしまった。
後半はゴール前に相手を侵入させなかった浦和はこのまま試合を締めくくり1-0の勝利。2戦合計スコアを2-1で制し、2007年、17年に続く3回目のACL優勝を成し遂げた。
スポーツチャンネル「DAZN」公式ツイッターは、「これぞ頼れる守護神!! 終盤のピンチに立ちふさがったのは西川周作」と綴り、後半アディショナルタイムにアル・ヒラルのMFアブドゥラー・オタイフにペナルティーエリア内でシュートを打たれるも、西川が瞬時に反応して防いだシーンにスポットライトを当てた。
投稿には、ファンから「これはしびれた」「激アツ」「マジで神」「完全に終わったと思った」といった称賛の言葉が相次いでいた。