低迷チェルシー、メッシ獲得に名乗り? 今夏の目玉補強か…英報道「大逆転になり得る」

PSGでプレーするリオネル・メッシ【写真:ロイター】
PSGでプレーするリオネル・メッシ【写真:ロイター】

メッシは無断でサウジに渡航…2週間の活動停止処分が下される

 イングランド1部チェルシーは、シーズン開幕前にオーナーが変わったが、散々なシーズンを過ごしている。2シーズン前に欧州制覇を成し遂げたクラブは、今季序盤にトーマス・トゥヘル監督を解任し、イングランド1部ブライトンからグレアム・ポッター監督を引き抜いた。しかし、ポッター監督が率いるチームは低迷し、4月には2度目の監督解任を行う。暫定監督として、クラブOBでもあるフランク・ランパード氏がチームを率いているが、公式戦6連敗を喫している。

 来季の欧州カップ戦出場も絶望視されるクラブだが、今オフにロマン・アブラモビッチ前オーナーも成しえなかった悲願を成就するために動くかもしれないと、英メディア「Football London」が報じている。

 アブラモビッチ前オーナーがなしえなかった悲願というのは、ほかでもないアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの獲得だ。フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するメッシは、クラブの許可を取らずにサウジアラビアへ渡航し、クラブが2週間の活動停止処分を科した。また、数百人のサポーターもクラブの本部の前に集まり、ナセル・アル・ケライフィ会長の解任やメッシ、ブラジル代表FWネイマールの退団を求めたという。

 古巣であるスペイン1部バルセロナへの復帰も報じられるメッシだが、バルサは財政面での再建が必要な状況だ。他にもアメリカMLSのインテル・マイアミ、サウジアラビア1部アル・ヒラルも獲得に関心を示しているが、チェルシーも名乗りを上げる可能性があるようだ。

 移籍のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ記者によると、公式戦通算41点を挙げた2013-14シーズンの後、メッシは当時ジョゼ・モウリーニョ監督が率いていたチェルシーに加入する直前まで迫っていたが、最終的にはバルセロナへの愛着から移籍は破談に終わったという。

 トッド・ベーリー現オーナーが、メッシを加入させるためには、35歳という年齢に加えて、高額な年俸など、解決しなければならない問題は多くある。メッシも欧州の主要大会に出られないチームを新天地に選ぶかは疑問が残るところだが、記事では「スタンフォード・ブリッジで、ベーリー氏は間違いを犯したことを認めているが、メッシの契約はアメリカ人にとって大逆転になり得る」と、伝えている。

 世界最高峰の選手たちが集うプレミアリーグでメッシが活躍できるかは、特に国内で注目された話題だが、イングランドで戦うメッシの姿を見ることができるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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