「第1戦はリスペクトしすぎた」 日本代表OBが浦和のACL決勝第2戦を予想「しっかりボールを持ち、運べれば…」

2017年以来のACL優勝なるか【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】
2017年以来のACL優勝なるか【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】

元日本代表DF内田篤人氏と元日本代表FW佐藤寿人氏が第2戦を展望

 浦和レッズは5月6日、埼玉スタジアム2002で行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦でサウジアラビア1部アル・ヒラルと対戦する。スポーツチャンネル「DAZN」の番組「内田篤人のFOOTBALL TIME」で、元日本代表DF内田篤人氏と元日本代表FW佐藤寿人氏が、ACL第2戦の展望を語った。

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 アウェーで行われた第1戦を1-1で引き分けた浦和。通算3度目となるアジア制覇の条件は、勝利もしくは0-0の引き分けであり、1-1の引き分けの場合は延長戦。2点以上を取り合っての引き分け、敗戦の場合はアル・ヒラルが優勝となる。この条件を聞いた内田氏は,
「向こうは攻撃的に来るんでしょうね。アウェーでも」と、相手の出方を予想した。

 佐藤氏は初戦を見て、事前情報に踊らされた感覚があったようだ。「準決勝で(カタール1部)アル・ドゥハイルに7-0で勝ったということで、予想以上に僕らも『アル・ヒラル強いな』と思い込みすぎて、リスペクトをし過ぎたかもしれない。選手たちも同じ感覚だったと思う。実際には勇気を持って、ボールを持てれば、しっかりチャンスも作れていた。セカンドレグはホームの埼玉スタジアムなので、しっかりボールを持つこと。そして、それを運ぶことができれば、引き分けじゃなくて、勝てる相手かなと思う」と、第1戦を見ての印象を語っている。

 第1戦の前半18分には、MF小泉佳穂のパスからFW興梠慎三が最終ラインの背後を取り、シュートに持ち込めそうな場面もあった。この場面について、内田氏は「(興梠)慎三さんは動き出しがいい。落とした後に抜け出すのもそうだし、スピードがある」と語ると、Jリーグ通算220得点の佐藤氏も、「この年齢(36歳)で、この加速力は、なかなか見られない」と絶賛し、「(年を重ねると)ヨーイどん!のスピードはやっぱり落ちてくる。自分のイメージしている目標到達地点よりも違ってくる」と、身体的な影響を語った。

 内田氏が「早く(前に)出たり、予測で補えるもの?」と聞くと、佐藤氏は「早く出るとオフサイドになってしまう。オフサイドラインにかからない感じで膨らめば膨らむほど、(ボールからは)離れていく。そうなると、どこかでスピードと調整しないといけない。それはストライカーが向き合わないといけないこと。それが上手くできている」と、分析した。さらに「昨シーズン、札幌でコンスタントに試合に出たことで、浦和にいいコンディションで戻ってこれたんだと思う」と、昨季札幌でJ1リーグ戦21試合に出場して5得点を挙げたことも、今季につながっている可能性があると指摘した。

 5月6日の第2戦でも、先発出場が有力視される興梠だが、3度目のアジア制覇に向けたキーマンになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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