「優勝を強く意識し過ぎないこと」 セルティック古橋はリーグ連覇に王手も平常心強調
ハーツ戦に勝利すればリーグ連覇が決定
スコットランド1部セルティックは、現在勝ち点92で首位に立っており、2位のレンジャーズとの勝ち点差は「13」ある。今週末からは上位6チームによるセカンドステージが始まり、5月7日のハーツ戦に勝利すれば、セルティックはリーグ連覇が決まる。この試合に向けてスコットランド紙「Scotsman」が、日本代表FW古橋亨梧のコメントを紹介している。
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セルティックが対戦するハーツは、2021-22シーズンの開幕戦で対戦し、古橋が途中出場してセルティックでの公式戦デビューを飾った相手だ。その後、古橋はこれまでにハーツ戦を6試合戦ったが、そのすべてでゴールを挙げている。
この試合でリーグ連覇を成し遂げれば、セルティックは国内3冠にも王手をかけることになるが、古橋は「試合を楽しみたい」と、気負う様子を見せていない。
「まだ5試合残っているし、これまでのシーズン通りに試合を楽しみたい。このクラブに来てから、多くの選手が去って、多くの選手が加入してきた。このクラブに残ってプレーできていることを誇りに思う。さっきも言ったように、この日々を楽しみたい。優勝を強く意識し過ぎないことが重要だと思う。リーグ戦の一つの試合と捉えている。勝つために良い準備をして臨みたい」
今シーズンの公式戦44試合で29得点を記録し、セルティック加入後のゴール数を49まで伸ばしている古橋は、「いつも言っているように、みんなが僕が点を取れるように助けてくれている」と、感謝する。
「彼らがいつも助けてくれるから、何かを返せるように頑張っているだけ。このクラブにいられることだけで、すでに栄誉なことなのに、得点を決めることでサポーターやクラブに何かを返せていると思う。僕たちが勝利できるのは、一丸となってそこに向かっているからだ」
リーグ連覇に王手をかけたセルティックは、スコティッシュカップの準決勝でレンジャーズに1-0で勝利している。決勝でインヴァネスに勝利すれば、3冠が現実的なものになるが、古橋は「結果はシーズンの最後に出る。すべての試合で全力を尽くして、どうなるかは見てみよう」と、週末の試合以外のことは考えない姿勢を貫いた。
(FOOTBALL ZONE編集部)