ブライトンはマンUに1-0で勝利

　イングランド1部ブライトンは現地時間5月4日、プレミアリーグ第28節延期分でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、1-0で勝利した。日本代表MF三笘薫は左ウイングとして先発フル出場。現地メディアは三笘に及第点を与え、DFアーロン・ワン＝ビサカとの再戦について「打ち勝つまでには至らなかったが、挑むことを決して諦めなかった」と言及している。

　ブライトンは4月24日に行われたFAカップ準決勝でユナイテッドと対戦し、0-0で迎えたPK戦の末に敗れた。リベンジマッチとなった再戦では、前半4分に三笘にビッグチャンスが訪れる。相手DFビクトル・リンデレフの横パスをカットした三笘は、そのままペナルティーエリアに侵入。相手GKダビド・デ・ヘアとの1対1の局面を迎えたが、力強く放った右足のシュートを顔面でセーブされ、決定機を物にできなかった。

　前半13分にもペナルティーエリア左でボールを受けた三笘は、相手守備陣4人に囲まれるなか、瞬発力あるカットインで打破して右足を振り抜くが、シュートは惜しくもゴール右へと逸れた。

　その後、一進一退の白熱した展開となったが、0-0で迎えた後半アディショナルタイム、コーナーキックの場面で相手DFルーク・ショーがハンドを犯し、ブライトンはPKを獲得。MFアレクシス・マック・アリスターが決め、試合終了直前の土壇場で勝利を掴み取った。

　現地メディア「Sussex Live」はユナイテッド戦に出場した選手を10点満点で採点し、三笘には及第点の「7点」を与えている。寸評では「開始早々のパスカットから決定的なチャンスを迎えたが、近距離からの一撃はデ・ヘアの頭にセーブされた。最大の強敵ワン＝ビサカが再び立ちはだかった。打ち勝つまでには至らなかったが、挑むことを決して諦めなかった」と、マッチアップしたワン＝ビサカの攻略に再度苦戦を強いられたものの、立ち向かい続けた姿勢を評価していた。