三笘薫、名門マンUの強さを分析 「ガッカリ」のリベンジに自信「勝つチャンスはある」
欧州大会出場への思いを語る三笘「僕たちは新しい歴史を作りたい」
イングランド1部ブライトンは、5月4日にプレミアリーグ第28節延期分でマンチェスター・ユナイテッドとの対戦を迎える。現在、勝ち点52で暫定8位のブライトンが、4位の相手をホームに迎える一戦を前に、日本代表MF三笘薫がユナイテッドを分析した。英紙「インデペンデント」が報じている。
4月24日に行われたFAカップ準決勝で対戦したばかりの両チーム。この時は延長戦を終えても0-0で決着がつかず、PK戦の末に7-6でユナイテッドが勝利して決勝進出を決めた。三笘は存在感を放ったものの、ゴールに絡むことができずにチームを40年ぶりの決勝には導けなかった。
プレミアリーグ1年目で、ここまで7得点4アシストを記録している三笘は、「今、チームにとって最も重要なのは、可能な限り高い順位でシーズンを終えて、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)かUEFAヨーロッパリーグ(EL)の出場権獲得を目指すこと」と、残り7試合となったシーズンについて語った。
「自分たちがやっているサッカーで、より高い基準に到達できれば、ファンをもっと喜ばせることができると思う。彼らを幸せにしたいし、そのためにも僕たちは新しい歴史を作りたい」と、欧州大会出場への思いを語った。
現時点でブライトンとユナイテッドの勝ち点差は11あるため、ブライトンがCL出場権を得られる4位以内に入る可能性は極めて低い。それでも、5位は十分に目指せる状況にある。今季、オールド・トラフォードでユナイテッドに2-1で勝利しているブライトンは、ホームでシーズンダブルを狙う。
FAカップ準決勝について、三笘は「ガッカリしているし、不満の残る結果だった。でも、僕たちはすでにリーグ戦に切り替えている」と語り、「僕たちにとって、(CL出場権を争う)直接のライバルとの試合だから、この試合はとても重要。両チームにとって、ビッグゲームになる。彼らは常にタイトルを争っているチームだし、個々のクオリティーがほかのチームとの違いを作り出している。でも僕たちが自分たちの強みを出すことができれば、勝つチャンスはある」と、リベンジに自信を見せた。
ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は、この試合に向けた記者会見を病気のために欠席した。このため、ユナイテッド戦ではベンチ入りできない可能性がある。イタリア人監督について、三笘は「監督は僕に多くのことを要求してくるので、それに応えられるように全力を尽くしている。彼のチーム作り、彼の戦術が、僕のパフォーマンスの助けになっているし、僕のスタイルにとても合っている」と、相性の良さを口にした。
FAカップでは、決定的な局面を演出できなかった三笘だが、11日ぶりの再戦で違いを作れる姿を見せることができるだろうか。