今夏の移籍市場で大型補強の噂、DFティアニーやMFスミス・ロウを放出の可能性

　イングランド1部アーセナルは今夏の移籍市場で大型補強が噂されている。ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスらの候補が明らかになる一方、スコットランド代表DFキーラン・ティアニーや、背番号10を背負うイングランド代表MFエミール・スミス・ロウらが放出候補だと伝えられている。

　アーセナルは今季大躍進でマンチェスター・シティと熾烈な優勝争いを演じている。直近5試合でわずか1勝（3分1敗）と失速したことで長らく保っていた首位の座を譲ったが、トップ4から遠ざかっていた過去数シーズンを振り返れば大躍進の1年と言えるだろう。

　来季のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）出場も見据え、今夏には大型補強が噂される。英紙「デイリー・メール」によれば、強化ポイントはセンターバック、2人のセントラルミッドフィールダー、そして汎用性の高いアタッカーのようだ。

　トップターゲットとも言われているウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスや1月の移籍市場でも獲得に迫ったブライトンのエクアドル代表MFモイセス・カイセド、レバークーゼンのフランス代表MFムサ・ディアビ、クリスタル・パレスのコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハ、サウサンプトンのベルギー代表MFロメオ・ラヴィア、クリスタル・パレスのイングランド代表DFマルク・グエイといった選手の名前が補強候補として挙がっている。

　しかし、大型補強を進めるとなれば同時に現有戦力の売却も必要になってくる。同紙によれば、すでに移籍の噂が過熱している左サイドバックのティアニーを筆頭にレンタル先のスタッド・ランスで18得点を決めているFWフォラリン・バログン、負傷者続出の最終ラインで出場機会を得ているDFロブ・ホールディング、チームの10番を背負うイングランド代表MFスミス・スロウといった選手が放出候補になっているようだ。

　今季限りで契約満了を迎えるMFリース・ネルソンも契約延長をせず、退団の可能性が伝えられている。今年の夏でチームの顔ぶれは大きく変化することになりそうだ。