横浜FCが11戦目で待望の今季初勝利 新潟との昇格組対決を1-0で制す
後半8分に横浜FCが先制
J1リーグ第11節が5月3日に行われ、ニッパツ三ツ沢球技場では横浜FCとアルビレックス新潟が対戦。今季J1に昇格した両チームだが、ホームの横浜FCは開幕10節を終えて未勝利で最下位に沈む。一方の新潟は連敗中とはいえ、3勝3分4敗で13位と中位につけている。
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新潟は今季ここまでリーグ2位の6得点を挙げているMF伊藤涼太郎を、リーグ戦では初めてベンチに置いてキックオフを迎えた。互いにチャンスを作れないなか、前半22分に横浜FCはMF小川慶治朗が右サイドを突破して、ゴール前に速いボールを入れたが、中央に入ったMF山下諒也が合わせきれずにチャンスを生かせない。
横浜FCは36分にも小川慶のフリーキック(FK)からチャンスを作り、DF吉野恭平がヘディングでゴールを狙ったがGK阿部航斗に阻まれて得点はできなかった。その後は両チームとも攻めきれずに前半は終了した。
両チームとも選手交代なく後半をスタート。後半8分、横浜FCは右サイドからMF近藤友喜がクロスを入れると、ゴール前に入ったMFユーリ・ララがヘディングでゴールを決め、横浜FCが先制した。リードを広げたい横浜FCは、後半16分にもFW小川航基がシュートを打つ場面があったが、ボールを枠に飛ばせなかった。
1点を追う新潟は、後半17分に伊藤を投入する。伊藤にボールを集めて攻めようとする新潟に対し、カウンターを狙う横浜FCは同23分にMF坂本亘基の折り返しを小川慶がヘディングで合わせたが、シュートを右に外してしまい決定機を生かせなかった。横浜FCは同30分にも左サイドを崩し、ゴール前の折り返しがあわやオウンゴールという場面を作ったが、GK阿部が懸命に左足を伸ばしてゴールラインを割らせなかった。
新潟も後半33分、中盤でボールを奪ってカウンターを仕掛け、右に流れた伊藤にパス。伊藤がカットインから左足でゴールを狙ったが、ゴール前に走り込んだ味方にあたり、シュートは枠外へ。伊藤は同35分にも倒されてFKを獲得。自らゴールを狙ったが、壁に跳ね返された。
横浜FCは追加点こそ挙げられなかったものの、このまま新潟を完封。1-0で今季初の勝利を挙げている。