「ミリトンとクボがレアルを終わらせた」 古巣“撃破弾”…GKクルトワへの「毒入りプレゼント」に現地注目
ソシエダはレアルに2-0で勝利 久保は古巣相手に決勝ゴール
スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間5月2日、ラ・リーガ第33節でレアル・マドリードと対戦し、2-0で勝利した。日本代表MF久保建英は、古巣対決で先発を飾ったなか、後半2分に値千金の決勝ゴールを記録。スペイン紙は「ミリトンとクボがレアルのリーグ戦を終わらせた」と見出しを打ち、ミリトンvs久保の構図に注目している。
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3年間在籍したレアルとの古巣対決に臨んだ久保は、後半2分にスタジアムに歓喜を呼び込む。相手DFミリトンがバックパスで犯したミスを逃さなかった久保は、ダイレクトで左足のシュートをゴールネットへ流し込んだ。その後、同40分にFWアンデル・バレネチェアが追加点を決め、2-0で勝利。久保の今季8ゴール目が、古巣を撃破する重要な決勝点となった。
スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「ミリトンとクボがレアルのリーグ戦を終わらせた」と見出しを打ち、「ミリトンの悲惨なパフォーマンスと旬なクボの対決が、レアルがリーグ制覇を夢見るわずかな可能性を絶たせた。リーグがバルセロナの手に渡った今、レアルはCLとコパ・デル・レイ決勝を考えるしかなくなった」と取り上げている。
また、「ミリトンは悲惨なパフォーマンスを繰り返しており、世界最高峰のDFという評価にふさわしくないミスでクボにゴールをプレゼントした。このブラジル人はシーズンを通してインスピレーションを失っている。後半頭に3つのミスを犯した。オヤルサバルの適切なプレッシャーに油断しすぎたこと、ドリブル開始直後に足を滑らせたこと、エスタディオ・アノエタに狂喜を呼び込む久保の押し込むだけのゴールという、毒入りのプレゼントをクルトワに渡したことだ」と辛辣に指摘している。
ソシエダはレアル戦の勝利でUEFAチャンピオンズリーグ圏内の4位フィニッシュに大きく前進した一方、レアルはリーグ戦の優勝がこの日の敗戦で事実上消滅することになった。今季不安定なパフォーマンスを見せているミリトンが久保に提供したプレゼントパスは、今後のリーガの行方を左右する決定的な痛手となってしまった。