古橋へのハードタックルが反響拡大 元主審が退場の可能性を指摘「ほかのレフェリーだったら…」
元主審のスティーブ・コンロイ氏とデス・ローチェ氏が見解
スコットランド1部セルティックは、現地時間4月30日に行われたスコティッシュカップ準決勝レンジャーズ戦で1-0と勝利し、決勝進出を果たした。伝統のダービー「オールドファーム」を制したなかで、日本代表FW古橋亨梧へのタックルへの判定が反響を呼んでいる。スコットランド紙「Scotsman」が伝えた。
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リーグカップの決勝でも対戦したセルティックとレンジャーズにとって今季5度目の直接対決。古橋、MF旗手怜央、前田の日本人トリオがスタメン出場、MF岩田智輝とDF小林友希がベンチスタートとなった一戦は、拮抗した展開のなかで前半42分にスコアが動いた。
こぼれ球を拾った前田が右サイドからゴール前へ浮き球のクロスを供給すると、これを中央でフリーになっていたジョタがヘディングで押し込んだ。MFマット・オライリーと相手DFの接触プレーでピッチ上の多くの選手が足を止めたなか、主審の笛が鳴っていないことにいち早く気づいた前田は抜け目なくボールを回収し、アシストへつなげた。
そのなかで注目を集めているのが、前半2分のプレーだ。相手MFジョン・ランドストラムに対して球際で古橋が止めに行ったが、ランドストラムは先にボールに触れたあとに、古橋の右足を挟むように激しいタックルを仕掛け、古橋は足を押さえてピッチに倒れ込んでいた。
このプレーに対してはイエローカードなどの懲戒罰はなかったが、スコットランドメディア「Football Scotland」が「レッドorイエロー」と取り上げるなど、波紋を呼んでいた。
元スコットランド主審のスティーブ・コンロイ氏はオンラインカジノサイト「New Slots Klosh」で、「実質的なチャレンジは(古橋に対する)ジョン・ランドストラムのものだけだった。イエローカードかと思ったが、レフェリーのハイリスクな戦略は功を奏した。もしほかのレフェリーだったら、レッドカードだったかもしれない」と語ったという。
また、デス・ローチェ氏も「(第4審判の)ドン(・ロバートソン)は正しかったと思うし、彼はその後の試合をマネジメントした。選手たちはあの瞬間から(ファウルの)レベルが分かっていたが、ほかのレフェリーならレッドを出していたかもしれない」と主張していた。