混迷が続くインテル 後任監督候補に“八百長疑惑”のビジャレアル前指揮官が急浮上

昨季最終節で八百長疑惑がかけられ退任

 これまではサネッティ氏などイタリア側の幹部が推すピオリ氏が「ポール・ポジションにいる」と報じられていたが、中国サイドが様々な名前を挙げて混乱した。しかし、ピオリ氏の対抗は今季開幕前にビジャレアルの監督を退任したマルセリーノ・ガルシア・トラル氏に絞り込まれ、逆にマルセリーノ氏がポール・ポジションを奪ったとしている。

 2013年夏にビジャレアルの監督に就任したマルセリーノ氏は、2部に降格していたクラブを立て直し、UEFAヨーロッパリーグ(EL)に出場するところまで成績を上昇させた。昨季はリーグ4位となり、UEFAチャンピオンズリーグのプレーオフ出場権を獲得したが(結果的にチームはモナコに敗れELへ)、リーグ最終節で八百長があったという疑惑をかけられて電撃退任していた。

 インテルの監督問題に関するドタバタ劇は、まだ続くことになりそうだ。長友など選手から見れば次期指揮官の決定が早い方が望ましいが、決着は今週末に持ち越されている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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