アルテタ監督、元所属オーバメヤンに「感謝すべき」と主張 「そうされる権利がある」
アルテタ監督にキャプテンをはく奪されて2022年にバルサへ移籍
イングランド1部アーセナルは、現地時間5月2日にプレミアリーグ第34節でチェルシーと対戦する。チェルシーの元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンについて、アーセナルのミケル・アルテタ監督がコメントした。英紙「メトロ」が報じている。
プレミアリーグで2位のアーセナルは、12位のチェルシーとの対戦を迎える。アーセナルでキャプテンを務めていたオーバメヤンは、アルテタ監督からキャプテンをはく奪され、2022年2月にクラブを退団。その後、スペイン1部FCバルセロナを経由して今シーズンからチェルシーに加入した。
オーバメヤンは18年から22年までアーセナルに所属して、通算163試合に出場して92得点を記録。FAカップのタイトルを獲得した。今回の対戦でかつての本拠地エミレーツスタジアムに戻ることになるが、オーバメヤンについて問われたアルテタ監督は「ありがとうと言うべきだろう。彼にリスペクトと感謝をするべきだ。私たちにとって信じられない選手だった。多くのゴールを挙げてくれた。彼はキャプテンだった。そうされる権利がある」と、語った。
さらにオーバメヤンに、アーセナルでのキャリアの終わり方を覚えているかと問われると、スペイン人監督は「ありがとうと言い、感謝をするだけだ」と、コメントした。
今季、長らくリーグ戦で首位に立っていたアーセナルだが、現在は勝ち点差1でマンチェスター・シティを追う立場だ。「現状を見れば、まだ何も終わっていない。私たちはプレミアリーグ優勝を達成できる。まだ5試合があり、いろいろなことが起こり得る。来シーズン、今と同じ順位にいられるのであれば、大金を費やす。間違いなくね」と、シーズン終盤に優勝を狙える状況にあることを前向きに語っている。
オーバメヤンのエミレーツ帰還ということでも注目を集めるロンドン・ダービーは、どのような試合になるだろうか。