2年前の選手権覇者・星稜が石川県予選で敗れる大波乱 “本田の母校”が18大会連続出場を逃す

決勝で鵬学園に0-1で敗れて王座陥落

 第95回全国高校サッカー選手権は、全国48代表の座を目指した各都道府県予選が佳境を迎えている。各都道府県の強豪校が勝ち進むなか、石川県では昨年度まで17年連続で代表の座を守っていた星稜高校が鵬学園に0-1で敗れ、出場権を逃す波乱が起きた。

 星稜は2年前の第93回大会で、石川県勢として悲願の選手権初優勝を果たし、昨年度まで優勝1回、準優勝1回を含む4大会連続4強以上の成績を残すなど高い安定感を誇っていた。

 その大本命が西部緑地公園陸上競技場で行われた一戦でまさかの結末を迎えた。前半22分に鵬学園のカウンターが発動し、FW西川大祐のドリブル突破からパスを受けたMF森田蓮が星稜DFをかわしてシュートし先制点をゲット。1点ビハインドの状況を最後まで跳ね返すことができず、涙を呑んだ。

 近年の星稜は選手個人としても、日本代表FW本田圭佑(ACミラン)やFW豊田陽平(鳥栖)、ロンドン五輪日本代表DF鈴木大輔(タラゴナ)ら数々のJリーガーを輩出。高校サッカー界の代名詞的存在だっただけに、一発勝負のトーナメントの怖さを思い知らされる敗退劇となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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