敵地でのACL決勝アル・ヒラル戦、浦和ベンチの光景にサウジアラビア紙が注目

　浦和レッズは、現地時間4月29日のAFCチャンピオンズリーグ（ACL）決勝第1戦でアル・ヒラル（サウジアラビア）と対戦し、アウェーで1-1と引き分けた。現地紙は、浦和が試合中に使った特大の戦術ボードに注目。海外ファンから「これは見たことがない」「なぜウチはしないんだ？」と驚きの声が上がった。

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　敵地での第1戦は前半13分、FWサレム・アルダウサリに鮮やかなシュートを決められて先制点を献上。しかし浦和は後半8分、MF大久保智明のスルーパスが相手に一度防がれたものの、ボールが流れてポストを直撃し、こぼれ球に反応したFW興梠慎三が流し込んで同点ゴールを奪った。

　一進一退の攻防のなか1-1のドローに終わった第1戦。サウジアラビア紙「Al Riyadiah」の公式ツイッターは「日本のプラン」と綴り、写真を添えている。そこには後半22分からMF小泉佳穂に代わって途中出場したMF安居海渡が投入される直前の様子が激写されており、浦和ベンチ前で特大の戦術ボードを使う様子が脚光を浴びているようだ。

　その特大ボードにはピッチ図が複数並び、1つ1つに味方と相手の位置関係や動き、狙いなどが事細かに記されているのが分かる。大一番で安居に指示する浦和ベンチの光景に海外ファンも注目。「浦和はアル・ヒラルの封じ方を知っていた」「これは見たことがない」「なぜウチはこれをしないんだ？」「アル・ヒラルのことをよく分析しているのは写真からも明らか」などのコメントが上がっている。

　ACL決勝第2戦は5月6日に埼玉スタジアム2002（18時キックオフ）で行われる。3度目のアジア制覇を目指す浦和の歓喜の瞬間に注目が集まる。