イニエスタ、日本に満足「居心地が良い」 来日5年で根付いた愛着心「街を歩くと…」

神戸でプレーするアンドレス・イニエスタ【写真:徳原隆元】
神戸でプレーするアンドレス・イニエスタ【写真:徳原隆元】

海外メディアインタビュー上で現役キャリア、日本での生活に言及

 J1ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが海外メディアのインタビューに応じ、自身のキャリアに言及した。クラブとの契約は今シーズンいっぱいまで。今後は未定としつつ、状況次第では現役選手を続けることも示唆している。

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 38歳のイニエスタは、スペインの名門FCバルセロナで16シーズンプレーしたのち、2018年に神戸へ完全移籍で加入。卓越したテクニックと戦術眼で攻撃を司り、クラブ初タイトルとなった19年度の天皇杯優勝などに貢献した。2021年5月に神戸との契約延長に合意し、2023年までの2年契約を締結している。

 神戸との契約は今季いっぱいまでとなるため、イニエスタの去就動向は国内外で注目を集めている。スペインメディア「ASIA northeast」のインタビュー上でも現役キャリアに関する質問が飛び、「あと数年サッカー選手であり続けるのか?」との問いに対し、見解を改めて公にしている。

「まだ分からないです。僕が望むのは、チームが目標を達成するのを助けることだ。それだけが心配なんだ。私の考えは、プレーすること、プレーし続けることです。私はサッカーを愛している。子供の頃からずっと情熱を注いできた。その情熱がある限り、私はここでプレーし続けるだろう」

 この発言を受けて、同メディアは「彼のプランでは少なくとも短期的にはブーツを脱いで引退することはない」と指摘。一方で、インタビュー上では来日5年目を迎えた日本での生活にも触れられ、イニエスタは「日本はとても居心地がよく、私や家族を受け入れてくれる国です」「神戸を楽しみ、ここでとても良い気分になっています。妻、息子や娘と街を歩くと、とても心地よく感じる」とも明かしている。

 もっとも、今後も日本でのキャリアを歩むかは「まだ決めていません」とも話し、白紙となっている模様。世界的スター選手として2018年に来日後、ピッチ内外で多大な影響力をもたらしてきたイニエスタは果たして今後、どのようなキャリアを歩むのか。スペイン名手の決断が引き続き注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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