韓国ソン・フンミンへの発言「人種差別主義だ」 英解説コメントが現地物議「謝罪が必要」

トッテナムの韓国代表FWソン・フンミン【写真:ロイター】
トッテナムの韓国代表FWソン・フンミン【写真:ロイター】

リバプール戦の反則シーンに対し「マーシャル・アーツ(武芸)だ」と発言

 イングランド1部トッテナムは、現地時間4月30日のプレミアリーグ第34節リバプール戦を3-4で落としたなか、韓国代表FWソン・フンミンに対する英衛星放送「スカイ・スポーツ」解説者のコメントが波紋を広げている。英紙「ザ・サン」が報じている。

 敵地でのリバプール戦で、1得点1アシストの活躍を見せたソン・フンミン。チームは3点ビハインドから追い付く粘りを見せたものの、後半アディショナルタイムに勝ち越されて来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が遠のく1敗を喫した。

 そんななか、問題となったのは「スカイ・スポーツ」で解説したマーティン・タイラー氏の発言だ。後半7分、ソン・フンミンがリバプールのカウンターを阻止しようとして、オランダ代表FWコーディ・ガクポに対して手を使ったファウルで止め、イエローカードを受けた。解説していたタイラー氏は「マーシャル・アーツ(武芸)だ」とコメント。この言葉が、人種差別だとして非難を浴びている。

 SNS上では「これを言うのは忍びないが、スカイはマーティン・タイラーを辞めさせるべきだ」「マーティン・タイラーは、試合後すぐに謝罪が必要だ」「マーティン・タイラー氏のソンに対するリバプールとトッテナムの試合における人種差別発言には、調査が開始するだろう」「マーティン・タイラー氏のイエローカードを受けたソンに対する武芸発言は、嫌悪感がある。排外主義であり、人種差別主義だ。気分が悪い」などといった声が集まっている。

 タイラー氏はこれまでにも、ウクライナ代表GKヘオリー・ブシュチャンが負傷してピッチに倒れこんだ際に「戦争にでも行け」とコメントし、謝罪をしていた。こうした騒動もあっただけに、再び問題に上がるようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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