オウンゴールは「アンラッキーだった」 サウサンプトン吉田がインテル長友を擁護
EL直接対決で決勝点を“献上した”日本代表の同僚DFを気遣う
サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は、3日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節のインテル戦で先発フル出場。チームも2-1で勝利を収めた。この試合でサウサンプトンの決勝点となるオウンゴールを記録したインテルDF長友佑都に対しては、「アンラッキーだった」と慰めの声をかけている。英地元紙「デイリー・エコー」が報じた。
1-1で迎えた後半25分、サウサンプトンMFドゥサン・タディッチが左足で上げたクロスボールは、ファーサイドで構えていた左SB長友の下へ。手前で味方DFの足をかすめてコースが変わったボールを長友はクリアできず、左足太ももに当たってインテルのゴールに吸い込まれた。サウサンプトンが、敵地での第3節の敗戦を払拭する勝利を飾った。
決勝点となったシーンについて、吉田は同胞の長友を気づかっている。イタリアメディアでは長友のミスが酷評されたが、「彼にとってアンラッキーだった。誰にでも起こり得るものだけど、それがフットボール。受け入れなければいけない」と擁護。同じDFとして、ゴール前でのミスの重さや気持ちを痛いほど理解できるようだ。
吉田、長友の両選手は、4日にバヒド・ハリルホジッチ監督が発表した日本代表メンバーに引き続き招集されている。「来週には代表戦で彼と会う。今、言ったのと同じようなことを彼に言うよ。不運だったね、と」と、吉田は長友にエールを送ると語った。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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