「暴力的なファウル」 アル・ヒラルFW、浦和MF岩尾への“報復キック”が話題「イラつきなのか」
浦和はFW興梠が同点に追いつく貴重なアウェーゴールを挙げた
浦和レッズが3回目のアジア制覇を目指すAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で、現地時間4月29日に決勝第1戦でアル・ヒラル(サウジアラビア)と対戦。先制を許すもFW興梠慎三が大きなアウェーゴールを奪い、1-1のスコアで第2戦のホームゲームにつなげた。
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試合は立ち上がり、一気にアル・ヒラルのラッシュを受ける形になった。前半13分、アル・ヒラルは右サイドで出場したMFミシャエウがDF明本考浩を縦に突破。ゴール前に低いボールを入れると、浦和はGK西川周作とDFアレクサンダー・ショルツのどちらがプレーするかに一瞬の迷いが生まれてボールが通過。逆サイドからサウジアラビア代表FWサレム・アルダウサリに蹴り込まれて先制を許してしまった。しかし後半8分、自陣からのつなぎでMF大久保智明にボールが入ると興梠を狙ったスルーパス。これは相手DFに弾かれたが、そのボールが背後のスペースをカバーしようとしていたGKと入れ替わるようなボールになりゴール方向へ。これがゴールポストに当たって跳ね返ると、興梠が押し込んで貴重なアウェーゴールになる同点弾を奪った。
1-1となり、相手にとっては追加点がほしい時間帯となったラスト10分が訪れるころ。アルダウサリがMF岩尾憲のファウルに対して、足の裏を見せる報復のキックを行い一発退場。岩尾も警告を受けたが、アルダウサリは退場処分となり、浦和のホームとなる第2戦は出場停止となった。
アラビア語の国際ニュース衛星放送「アル・アラビーヤ」はアルダウサリについて「AFCの公式ウェブサイトは、岩尾に対するアルダウサリのファウルを『暴力的なファウル』とした。31歳の選手がACL決勝で退場となったのはこれが2回目で、日本チームが優勝した2017年の決勝の第2戦でも浦和に対してのレッドカードを受けた」と報道。浦和戦では5試合3ゴールのサウジアラビア代表FWなだけに、ファンからは「まさかのアル・ドサリがレッドカード」「イラつきからなのか」「腹蹴り報復レッド」と声が上がっていた。