レアルで不敗神話を誇る“黒子”ボランチ不在の影響 欠場時の1試合平均失点が「2倍」に増加

出場すれば本拠地で30勝1分と無敗を誇るカゼミーロ

 ジネディーヌ・ジダン監督率いるレアル・マドリードで不動のレギュラーに定着したブラジル代表MFカゼミーロは、9月18日のエスパニョール戦(2-0)で左足腓骨を負傷し、長期離脱を強いられている。本拠地サンチャゴ・ベルナベウの試合に出場すれば30勝1分という“不敗神話”を誇るボランチの不在が、チームに大きな影響を及ぼしていることが発覚した。スペイン紙「マルカ」は、「カゼミーロ・シンドローム。背番号14不在でマドリードの失点が2倍に」と特集している。

 カゼミーロは今季、8月9日に行われたUEFAスーパーカップのセビージャ戦(3-2)をはじめ計5試合に出場。それらの試合でレアルが相手に許した失点は4。1試合当たりの平均失点は「0.8」となっていた。

 今季いまだ無敗のレアルだが、カゼミーロが離脱した直後からリーグ戦3試合連続ドローと停滞。UEFAチャンピオンズリーグでもこのブラジル代表MFが不在となった2節以降の3試合で計6失点を喫するなど不安定な戦いぶりとなった。カゼミーロが欠場した11試合は計16失点で、1度もクリーンシートがなく、1試合平均1.5失点と失点率がおよそ2倍に跳ね上がっている。

 

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