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「高齢者を生き返らせた」 日本の“80歳オーバー”サッカーリーグに海外驚嘆「素晴らしい」
日本で今春発足した80歳オーバー(O-80)リーグに海外メディア注目
少子高齢化が進む日本において今春、80歳オーバー(O-80)のサッカーリーグが発足。身体的な衰えが懸念される年齢にもかかわらず、ピッチを駆け回る姿は世界的にもあまり例を見ないとあって、海外メディアは「高齢者を生き返らせるための素晴らしい選択肢となっている」と驚きを持って伝えている。
ホンジュラスメディア「HCH Television Digital」が「得点に年齢はない! 日本には80歳以上のためのサッカーリーグがある」と見出しを打って注目したのは、東京都シニアサッカー連盟が運営するサッカーリーグだ。同連盟ではおよそ20年前に60歳以上のリーグを創設。そこから、O-70(70歳以上)部門、O-75(75歳以上)部門と続き、今春に80歳オーバーのサッカーリーグが生まれた。
記事ではGKを務める元レーシングカーデザイナーの「サッカーをやっていなかったら、今頃死んでいたかもしれない」との言葉も紹介。「彼は禁煙のモチベーションを高め、脊柱管狭窄症の治療後の回復を早めるのにこのスポーツが役立っていると信じている」と伝えている。
O-80リーグへの参加チームは3つで、ピッチは通常サイズ。前後半15分ハーフで試合は実施され、勝敗によって順位を争う。同メディアは「ボールのうしろでゆっくり動くサッカー選手もいれば、ピッチで10分しか動かない選手もいる」と実際のシーンに触れながら「しかし、大事なのはスポーツをするということだ」と存在意義を強調している。
高齢者の健康促進策の1つとして、サッカーが選択されている現状には「世界でも有数の高齢者人口を抱える日本では、お年寄りがスポーツに復帰している。サッカーは高齢者を生き返らせるための素晴らしい選択肢になっている」と、海外メディアから熱い視線が注がれていた。