自陣ゴール前で“脆い”日本代表 疑惑判定の多いサウジは「PKを取るスペシャリスト」とハリル警戒
相手が誤審と主張する判定も目立つサウジアラビア 「彼らの得点の50%はPKかFK」
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が、11日の国際親善試合オマーン戦と15日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア戦に向けた記者会見に出席し、「彼らはPKを取るスペシャリスト」と警戒。サウジの総得点の50%を占め、対戦相手の監督が「誤審」と主張するなど疑惑の判定も目立つPKとFKに、ハリル監督も最大限の注意を払うと語っている。
「彼らはPKを3回もらい、FKももらっている。彼らの得点の50%はPKかFKだ。かなり気をつけなくてはいけない。(日本は)UAEとオーストラリアでPKを取られて結果が良くない。これがなければ結果は変わった。だが、彼ら(サウジアラビア)はPKを取るスペシャリストだ。ただ彼らには、弱点もあるので突いていきたい。規律、強い意志を追求して勝利を掴みにいかなくてはいけない」
ハリルホジッチ監督は、サウジのW杯アジア最終予選の総得点「8」の5割を生んでいるセットプレーを警戒。そのなかでも、特にPKに細心の注意を払うと語っている。サウジは現在、3勝1分の勝ち点10でグループB首位に立っているが、”疑惑の笛”によって勝ち点を増やしているとの声も多い。
初戦の本拠地タイ戦ではサウジのファウルは流され、0-0で迎えた終盤にサウジにPKが与えられた。タイ代表のキャティサック・セーナームアン監督は、「選手は戦術を遵守してくれたが、ターニングポイントになったのは我々の最初のPKが却下され、後半相手に認められたことだ。PKは我々の選手のミスではない」と激怒。タイサッカー協会も、AFCに中国人主審のジャッジの酷さについて抗議文を提出している。
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