シティDFが足裏キックも警告止まり? 乱闘騒ぎの”疑惑の判定”にアーセナルファン憤慨「レッドで当然」

マンCのルベン・ディアス【写真:ロイター】
マンCのルベン・ディアス【写真:ロイター】

前半アディショナルタイム、ディアスとホワイトが交錯した場面が物議

 イングランド1部アーセナルは現地時間4月26日、プレミアリーグ第33節でマンチェスター・シティとアウェーで対戦し、1-4の敗戦を喫した。勝ち点差を「2」に縮められリーグ制覇へ暗雲が立ち込めるなか、アーセナルDFが受けたラフプレーへの判定が物議を醸している。

 首位アーセナルにとって、是が非でも2位以下との勝ち点差を広げたかった敵地エティハド・スタジアムでのシティ戦。そんな思いとは裏腹に、前半7分にシティMFケビン・デ・ブライネに先制点を奪われる。そして、同アディショナルタイムに今度はセットプレーの流れからDFジョン・ストーンズにヘディングシュートを決められ、2点のリードを許してしまう。

 後半に入っても悪い流れを断ち切れず。同7分、デ・ブライネにこの日2点目を献上。アーセナルは同41分にDFロブ・ホールディングのゴールで一矢報いるも、同アディショナルタイムにFWアーリング・ブラウト・ハーランドに得点を許し勢いの差を見せつけられた。

 アーセナルはプレミア優勝争いにおいて土俵際に追い込まれる形となったなか、前半終了間際に試合の行方を左右するかもしれなかったシーンが生まれている。

 シティDFルベン・ディアスが自陣コーナーフラッグ付近でボールをキープした場面。アーセナルDFベン・ホワイトが上手く足を入れボールの回収に成功したが、その直後に倒れ込んだディアスが懸命に右足を伸ばしたところでホワイトの左ふくらはぎに触れてしまう。

 足の裏を見せた危険なプレーのように見えるも、主審はこのプレーに対しイエローカードを提示。アーセナルの選手たちも激しく抗議し、両チームのが入り乱れるシーンとなった。もしここが一発退場の判定であれば、その後の試合展開は大きく変わっていただろう。

 この物議を醸す判定にアーセナルファンはすかさず反応。英紙「ザ・サン」は「レッドカードで当然。うしろからふくらはぎを蹴っているんだから」「どうして退場にならないわけ?」「文字通り蹴っているじゃないか」など、SNS上に寄せられた憤りの声を伝えている。

 前半アディショナルタイムにストーンズが決めた得点も波紋を呼んだこの試合。アーセナルにとっては運にも見放された苦い夜になったようだ。

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