「アーセナルファン激怒」 マンCのゴール判定が英物議、疑惑の判定に「あれはオフサイドだ」
シティDFストーンズの得点、VAR介入も“オンサイド”でゴール認定
イングランド1部アーセナルは現地時間4月26日、プレミアリーグ第32節のマンチェスター・シティ戦を1-4で落とした。覇権の行方を占う上位対決で痛恨の敗戦を喫したなか、2失点目の場面でビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の結果、ゴールが認められた判定が物議に。現地メディアは「アーセナルファンを激怒させている」と、疑惑のジャッジに注目している。
敵地エティハド・スタジアムに乗り込んだ首位アーセナルは、2位シティとの大一番で前半7分、MFケビン・デ・ブライネに先制点を奪われると前半終了間際にもセットプレーから失点。後半もデ・ブライネ、FWアーリング・ブラウト・ハーランドに得点を許し、反撃はDFロブ・ホールディングが奪った同41分の1点にとどまった。
アーセナルは依然として首位をキープしているものの、2試合消化の少ないシティに勝ち点2差まで迫られ、19年ぶりのリーグ制覇に黄信号が灯る痛恨の1敗に。そんななか、前半アディショナルタイムにセットプレーからシティDFジョン・ストーンズがゴールネットを揺らした得点への判定が物議を醸している。
シティはゴールから約25メートル付近で得たフリーキック(FK)の場面で、デ・ブライネのキックにストーンズが頭で合わせたなか、VARが介入。オフサイド疑惑がかかったものの、ラインを引いて確認した映像結果、判定はオンサイドに。しかしスロー映像で確認すると、角度によってはキックの瞬間、ストーンズの身体半分ほどオフサイドラインから出ているようにも見えていた。
アーセナルファンは納得がいかず、英メディア「スポーツ・バイブル」は「ジョン・ストーンズが明らかにオフサイドだったと考え、アーセナルファンは激怒している」として、SNSに上がった反応に注目。記事によると「VARが楽しみを破壊した」「あれはオフサイドだ。VARや線がどう言おうと関係ない!」「哀れだ」などといった声が寄せられたといい、今季リーグ戦で度々槍玉に挙げられてきた判定問題がまたも現地を騒がせていた。