「軽快に守備陣を置き去り」 三笘に現地がチーム最高点タイの評価も…「華々しいチャンスでミス」
ブライトンはノッティンガムに1-3で痛恨の逆転負け
イングランド1部ブライトンは現地時間4月26日、プレミアリーグ第33節でノッティンガム・フォレストと対戦し、1-3で敗れた。日本代表MF三笘薫は左サイドで先発フル出場し、果敢なドリブル突破で存在感を発揮した一方、決定機逸もあった。現地メディアはチーム最高点タイを与えつつ、「華々しいチャンスでミスを犯した」と指摘している。
上位争いを演じるブライトンは、リーグ4連敗中で降格圏の19位に沈むノッティンガム戦に臨んだが、試合開始早々の前半10分にPKを献上する厳しい立ち上がりに。それでもGKジェイソン・スティールがビッグセーブでチームを救った。窮地を切り抜けたブライトンは同16分、ハーフウェーライン付近の左サイドでボールを受けた三笘が長距離のドリブル突破でペナルティーエリア内に侵入し、ゴール前に構えていたMFフリオ・エンシソにラストパス。決定機を迎えるが、相手GKケイロス・ナバスの好セーブに阻まれた。
前半38分、18歳のMFファクンド・ブオナノッテが先制点の奪取に成功したものの、同アディショナルタイムに相手選手のシュートがMFパスカル・グロスに当たって軌道が変わってゴールに吸い込まれてしまい、1-1で前半を折り返した。
後半13分にはブオナノッテのスルーパスをペナルティーエリア左で受けた三笘がダイレクトで右足を振り抜くも、わずかにゴール右へと逸れて決定機を物にできず。すると同23分にはMFダニーロに逆転ゴールを許してしまい、同アディショナルタイムには再びPKを献上。相手MFモーガン・ギブス=ホワイトに決められ、3点目を奪われた。
試合はそのまま終了。欧州カップ戦の出場権を目指すうえで痛恨の黒星となったが、現地メディア「Sussex Live」はノッティンガム戦に出場した選手を10点満点で採点し、三笘にはチーム最高点タイとなる7点を与えられた。
寸評では「前半は軽快に守備陣を置き去りにし、相手の右サイドに脅威をもたらしていたが、後半には華々しいチャンスでミスを犯した。そこからブライトンの負の連鎖に陥ったように見えた」と、持ち味であるドリブル突破を発揮していた一方、決定力に課題があったと指摘している。
ノッティンガムにとっては12試合ぶりの白星となった一方、ブライトンにとっては下位相手に勝ち点を取りこぼす痛手となった。