久保建英、守備奮闘も現地メディアは低評価 「かなり疲れているように見えた」「アイデアもあったが…」

レアル・ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】
レアル・ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】

ベティス戦でフル出場、前半の惜しいシュートも得点に結びつかず

 スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間4月25日、ラ・リーガ第31節で5位レアル・ベティスとの上位対決を迎え0-0でスコアレスドローとなった。日本代表MF久保建英は先発フル出場したが、現地メディアでは厳しめの評価が下されているようだ。

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 前節ラージョ戦で、途中出場となった久保は決勝ゴールの起点となる活躍を見せた。迎えたベティス戦でスタメン復帰。前半16分にはロングスローの流れから右足のシュートを放つも、相手DFに阻まれてしまう。

 前半を膠着した展開で進むなか、久保は守備で積極的に戻り相手の攻撃を積むシーンも。どうにか1点が欲しいソシエダだったが、後半に入ると、ベティスに主導権を握られる場面も増えていく。

 試合を通しソシエダ、ベティスがそれぞれ10本のシュートを放つも、均衡を破れなかった両チーム。0-0のスコアレスドローで試合を終え、勝ち点「1」を分け合う形となった。

 勝ち点を「55」としたソシエダは、4位をキープしたものの手痛いドロー。こうしたなか、スペインメディア「エル・デスマルケ」ギプスコア版はソシエダ選手全体に厳しめの評価を下している。

 同メディアは10点満点で選手を採点したなか、久保には2番目に低い「5点」が与えられ「不発に終わり、攻撃時の判断が定まらない。この日本人選手は、ベストな状態ではなく、かなり疲れているように見えた」と疲労を感じるパフォーマンスだったと評価された。

 一方、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」では久保について「立ち上がりは非常に調子が良く、アイデアもあったが、ゴールには結びつかなかった。右サイドでオープンな状態で1対1を狙い、良い足掛かりを見つけようとしていた。スローインからシュートを放ちゴールに迫った場面もあったが、相手DFのブロックに遭った」と攻撃のアクセントを加えつつも、結果につながらなかった部分を指摘している。

 28日にラ・リーガ第30節オサスナ戦、5月2日には大一番の第31節レアル・マドリード戦も控えるなか、久保には低評価を覆すようなさらなる奮起を期待したいところだ。

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