鹿島、6試合ぶり勝利に導いた岩政監督の言葉とは? 熱戦の“裏側”に反響「最高のチームやないかい!」

ハーフタイムに岩政大樹監督が掛けた言葉に反響【写真:徳原隆元】
ハーフタイムに岩政大樹監督が掛けた言葉に反響【写真:徳原隆元】

鹿島は新潟戦で6試合ぶりの勝利を掴み取った

 鹿島アントラーズは4月23日、J1リーグ第9節でアルビレックス新潟と対戦し、2-0で勝利した。3月4日の第3節横浜FC戦(3-1)以来白星がなく、リーグ4連敗でこの一戦に臨んだ鹿島は、前半3分にFW鈴木優磨のゴールで幸先よく先制。同26分には鈴木の浮き球パスをFW垣田裕暉がダイレクトで決めて追加点を挙げた。そのまま試合を終え、6試合ぶりとなる勝利を掴み取った。久しぶりの勝利の裏側には何があったのか。クラブの公式YouTubeチャンネルでは、ハーフタイムに岩政大樹監督が掛けた言葉を明かしている。

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 気合いが込められていた。前半3分、鈴木はDF広瀬陸斗のクロスを頭で合わせて鹿島がいきなり先制した。続く同26分、ゴール前の密集で鈴木が浮き球パスを送ると、それに反応した垣田が左足で直接合わせて追加点を挙げた。

 前節ヴィッセル神戸戦では1-5の大敗を喫して、試合後に涙ながらサポーターに訴える姿を見せていた鈴木。後半5分に負傷交代したものの、1ゴール1アシストの活躍を見せるなど、「絶対に負けられない」闘志を前面に出してチームを牽引。決めるべき選手が決め、長かったトンネルを脱出した。

 なぜ、鹿島は勝利を手にできたのか。その裏側をクラブの公式YouTubeチャンネルが明かしている。2-0で折り返したハーフタイムでは、まず広瀬が「オッケー続けよう」と声を掛ける。「もう1点」「守りに入るな」という声が飛ぶなかで、広瀬は「相手は前回ここから3点取っているからね」と引き締めた。そして、岩政監督が「何よりもまず最初の立ち上がり。10分、10分。10分間しっかりいい入りをして」と指示を送る。「10分間強めに行こう!」という声が飛び交い、立ち上がり集中し、失点しないことを共通認識とした。

 そのまま、チームは2-0で勝利。ファンからは「仲間の奮闘は身震いした!」「最高のチームやないかい!!!!!」「お腹一杯、胸一杯って感じ笑」と喜ぶ声が寄せられた。

 試合後のロッカー室では鈴木が歩く姿も収録されており、1点目に「GKがかぶっただけではなくて試合前から陸斗くんと(安西)幸輝と話していて、ウォーミングアップから思った以上に芝が長くてすごいボールが伸びるなという印象を持っていた。『軽めに蹴っても伸びるよ』と話していて、言った通りGKも憶測を誤ってすごい伸びてきた。自分は分かっていたので反応してゴールを決められた」と、得点できた理由も明かしていた。

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