吉田麻也らベテラン勢は「もはやブンデスでは通用しない」 降格危機シャルケをドイツ紙酷評
フライブルク戦では0-4の大敗
ドイツ1部シャルケは現地時間4月23日にブンデスリーガ第29節でフライブルクと対戦し、0-4で大敗。17位と未だ浮上のきっかけを掴めないなか、現地メディアは「シャルケのチームが格を維持できない理由」と選手の現状をレポートしている。
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日本代表MF吉田麻也も所属するシャルケだが、直近4試合で3敗と厳しい状況だ。唯一5-2で勝利を挙げたのは、最下位を争うヘルタ・ベルリンとのリーグ第28節のみ。吉田は第20節から8試合連続でキャプテンマークを巻き試合を統率したが、第28節以降2試合は負傷の影響で離脱中だ。
シャルケには22歳の日本人MF上月壮一郎も今シーズン途中よりデビューしているが、こちらも足首負傷の影響でリーグ戦は9試合ほど戦線から離れている。そうしたなか、危機的状況の続くチームをドイツ紙「ビルト」が特集。吉田についても厳しい評価が下された。
記事では「ブンデスリーガレベルでコンスタントに活躍できることを証明したのは、わずか6人のスター選手だけ」とチーム内で戦力となるのはFWマリウス・ビュルター、MFトム・クラウス、MFアレックス・クラール、DFセドリック・ブルナー、DFモリッツ・イェンツ、GKラルフ・フェールマのみだと断言。それ以外を「(多かれ少なかれ)二流だ」と酷評している。
吉田はFWシモン・テロッデ、MFドミニク・ドレクスラー、MFダニー・ラッツァらと並ぶベテラン勢の1人として名前を挙げ、「かつてのヒーローたちは経験のあるプロフェッショナルかもしれないが、もはやブンデスリーガでは通用しないしスピードもない」と年相応の体力面で不安を残すと指摘された。
上月に関しては怪我の離脱が長いこともあり記事では言及されていない。同紙ではほかの選手についても「ピッチ上ではほとんど結果を残さない」「キャリアを後退させ続けている」と直球の言葉を並べている。
リーグ戦も残り5試合。「シャルケが自らを救えるのは、降格のライバルである2チームが、さらにクオリティーを下げてピッチに立つ場合だけだ」とも揶揄された名門クラブは、ブンデスリーガ残留の道を切り開くことができるだろうか。