今季リーグ戦初得点&プロ人生初1試合2発! 名古屋をJ2降格に追い込んだ元日本代表の伏兵
「100%でぶつかっていかないと失礼」
背番号8は鮮烈な2ゴールを挙げても笑顔を浮かべなかった。
「降格は決まっていたんですけど、最後まで湘南らしく戦わないといけないということがありました。もう来年のことも始まっているという気持ちで戦っていたし、その気持ちを出せたので良かったと思います」
相手は残留危機にあった名古屋。それについて問われると、情けをかけるのではなく、自分たちの力を出すことこそが大事だったと話した。
「僕たちが100%でぶつかっていかないと、それこそ失礼だと思ったので。僕たちのできることを名古屋さんにぶつけて、いい戦いができればいいなと思っていました」
山田は最後に「今年1年通して、本当にアウェーでもホームでも熱い声援を送ってくれたので感謝しています。湘南の戦いが続きますので、これからも湘南をよろしくお願いします。感謝の気持ちを伝えたいと思います」と締めた。岡田武史氏が日本代表を率いていた2009年に日本代表デビューを飾ったものの、度重なる怪我に苦しめられてきた山田。2016年のリーグ最終節で、その潜在能力と意地を見せつけた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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