浦和ショルツ、ACL決勝へ「興奮」 川崎サポ声援に思わず驚き「対戦していたのに…」
4月29日に行われるACL決勝第1戦(アウェー)へ意気込み
J1浦和レッズは、4月23日に行われたJ1第9節の川崎フロンターレ戦(アウェー)を1-1で引き分けた。勝利こそ奪えなかったものの公式戦11試合無敗のままAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝の第1戦が行われるサウジアラビアへ向かうことになった。
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後半開始早々に先制された浦和だが、後半36分にFWブライアン・リンセンのJ1リーグ初ゴールで同点に追い付いた。この試合に先発フル出場した元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツは、「相手のゴールは避けられたものなので、残念に思います。このスタジアムはいつもプレーしにくいが、私たちも多くのチャンスを作れたわけではないので、フェアな結果だと思う」と総括した。
この試合を終えて浦和の選手たちはサウジアラビアへ向かう。29日にアウェーで行われる第1戦に向けて、ショルツは「興奮しています。準備期間が6日間あり、最初の2日はリカバリーになるでしょう。長い移動もあるので回復が大事になる。あとは試合でナーバスにならないように自分をしっかりコントロールできるように準備したい」と、準備の重要性を語った。
国内で負けていないことは自信となっているようで、ショルツは「決勝は難しい試合になるので、その自信は必要になります。あとは自分をコントロールして、それぞれの最大限の力を出すこと」と、ポイントを語った。
試合後には、ゴール裏の浦和サポーターから「赤き血のイレブン」のチャントが歌われ、決戦の地へ向かう選手たちを鼓舞。ショルツはその応援だけでなく、この日の対戦相手だった川崎サポーターからの声も力になると語った。
「応援の力を感じました。試合後、クールダウンのランニングのためにピッチに出たのですが、その時には川崎のサポーターからも声援を受けました。直前まで対戦していたのに、こうした応援をできることは素晴らしいことだと思う」
デンマーク1部FCミッティラン時代には、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも出場しているショルツは、「自分のキャリアのなかで、最も重要なタイトルになる。レベルとしては、ヨーロッパとアジアでは大きな差があるでしょう。また関わる金額も大きく違います。それでもヨーロッパではCLを戦うことが最も権威あるとされます。僕も同じ気持ちで、このACLに臨みます」と語った。
頼れるサポーターが待つホームでの試合に向けて、敵地での第1戦は重要なものとなる。「ホームに良い結果を持ち帰ることが重要です。ホームでは魔法を起こせると分かっていますからね。アウェーの試合はいつも難しいので、良い結果を持ち帰りたい」とショルツ。Jリーグを代表としてACL決勝に挑む浦和の最終ラインを力強いパフォーマンスで支えてくれるはずだ。