本拠地CSKAモスクワ戦で2ゴール　1試合2発は13年9月のリーグ戦・バスティア戦以来

　かつて世界最高のストライカーと呼ばれた男が、完全復活への足掛かりをつかんだのかもしれない。モナコの元コロンビア代表FWラダメル・ファルカオが現地時間2日のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）の本拠地CSKAモスクワ戦で2ゴールと活躍。実に3年ぶりの公式戦2ゴールとなり、CLでは2450日ぶりのゴールとなった。

　スタメン出場のファルカオは1-0でリードした前半29分、左サイドからの低いクロスにスライディングしながら合わせてゴールを決めると、続く同41分には素晴らしいテクニックを見せた。自ら右サイドにパスを出してゴール前に走り込むと、中央へ戻ってきたグラウンダーのリターンパスを、足の裏でルーレットを決めるようなターンで相手DFを振り切って冷静に決めた。このファルカオの2ゴールで、モナコは3-0と勝利を収めた。

　ファルカオが公式戦で１試合2ゴールを決めたのは、2013年9月25日のフランスリーグでのバスティア戦以来。14年1月に左膝前十字靭帯損傷の重傷を負って復帰して以降は初だった。また、CL本戦でゴールを決めたのはポルト所属だった2010年2月17日のアーセナル戦以来で、実に2450日ぶりのゴールになった。