セビージャ監督が9試合ぶり出場の清武に言及 「代表での長距離移動は彼にとって欠点になる」

CLデビューの清武 「チームを高いレベルに引き上げる」とサンパオリ監督も評価

 セビージャの日本代表MF清武弘嗣は、現地時間2日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節ディナモ・ザグレブ戦に出場し、待望のCLデビューと9試合ぶりの公式戦出場を果たした。クラブ公式HPでは、試合後の会見でホルヘ・サンパオリ監督が「彼が入った時、チームは高いレベルになる」と評価した一方、代表遠征によるコンディション悪化が長期間の不出場につながっていたと明かしたことを伝えている。

 試合は相手に退場者が出たこともあり、セビージャが圧倒的に押し込む展開となった。そのなかで後半29分、清武は足を痛めたMFガンソに代わって、9月17日のエイバル戦以来となる公式戦出場の機会がめぐってきた。得点やアシストなど明確な結果こそ残せなかったものの、投入直後からボールの受け手、出し手になろうと積極的に絡み、チームにさらなるリズムをもたらそうと駆け回った。

 4-0で大勝したこともあって、指揮官の口は滑らかだった。「今日はチームの成長を再び確認する試合だった。我々は誰が出るにもかかわらず、勝利することが求められる」とし、絶好調だった元フランス代表MFサミル・ナスリの負傷離脱も痛手ではないとし、この日先発したガンソや清武らの名前を挙げた。

「我々はガンソ、クラネビッテル、キヨタケをチェックして、チーム内での競争がうまくいけば……多くの選手の中から選択することができる」

 

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