飯倉は今季横浜FMに復帰

　横浜F・マリノスは4月22日、J1リーグ第9節でヴィッセル神戸とアウェーで対戦し、3-2で勝利した。横浜FMに所属するGK飯倉大樹は神戸との古巣対戦となったなか、Jリーグ公式ツイッターが神戸サポーターに挨拶に向かう様子を公開すると、「飯倉の人徳ももちろんだけど、神戸サポのリスペクト素晴らしい」「こーゆー世界がJの良さ」「とても素敵なシーン」「飯倉さんありがとう」など声が上がっている。

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　飯倉は19年に横浜FMから神戸に完全移籍。神戸では公式戦83試合に出場したなか、22年シーズン限りでの契約満了となり、2月9日に横浜FM復帰が発表されていた。

　試合は前半19分に横浜FMのミスから神戸のMF汰木康也が先制ゴールを奪うと、同28分にはFW大迫勇也が頭で仕留めて、2点を先行。だが、横浜FMが同33分にFWアンデルソン・ロペスが反撃の狼煙となるゴールを決めると、同アディショナルタイムにMF渡辺皓太が同点弾。さらに後半37分に再びアンデルソン・ロペスがゴールを決めて2点差をひっくり返した。

　そんななか、Jリーグ公式ツイッターでは試合後に板倉が昨季まで在籍していた神戸サポーターに挨拶する一連の様子を公開。動画のコメント欄では、「飯倉の人徳ももちろんだけど、神戸サポのリスペクト素晴らしい」「こーゆー世界がJの良さ」「とても素敵なシーン」「飯倉さんありがとう」「リスペクト」など多くのコメントが寄せられている。

　飯倉を迎え入れた神戸サポーターはチャントを歌い飯倉を歓迎。スポーツチャンネル「DAZN」の解説を務めた片野坂知宏氏は「本当、選手冥利に尽きる」と、飯倉と神戸サポーターの関係と、Jリーグならではの文化と言える瞬間を称えた。

　神戸と横浜FMの上位対決はアウェーチームが勝利を収めたが、この2チームが今季のJリーグを引っ張っていく存在になるだろうか。