浦和がリーグ史上最多勝ち点&最少失点タイ記録で年間1位確定! CS決勝に進出

横浜FMと引き分け、現行の18チーム制で昨季広島と並ぶ勝ち点74に到達

 浦和レッズが超満員の観客の下で、辛くも年間リーグ1位を決めた。3日のJ1セカンドステージ最終節で横浜F・マリノスと埼玉スタジアムで対戦した浦和は、膠着した展開のなかで迎えた後半21分にMF柏木陽介がゴール。今季から背番号10をつけたレフティーの一撃で先制したが、同40分に同点ゴールを許して1-1で引き分けた。しかし、勝ち点1差で追っていた川崎フロンターレがガンバ大阪に敗れたため、年間リーグ首位の座を守り切った。

 セカンドステージの優勝は前節のジュビロ磐田戦で決めていた浦和だが、勝ち点1差の2位で追う川崎フロンターレと年間リーグ1位の座を懸けたゲームに臨んだ。前半からボールを保持して主導権を奪うものの、元日本代表DF中澤佑二を中心としたマリノス守備陣を崩し切ることができず、膠着状態のまま前半は推移。互いに大きなチャンスのない展開で前半を0-0で終えた。

 後半もなかなかペースが上がらなかった浦和だが、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が後半13分にFW高木俊幸に代えてFW李忠成を投入したあたりからギアが上がる。右サイドのMF駒井善成、左サイドのMF関根貴大も積極的な突破からシュートにつなげ、一気にマリノス守備陣に圧力をかけていった。

 その攻撃が実ったのは同21分だった。左サイドから切り込んだ関根が右足で強烈なシュートを放つと、相手GK榎本哲也が弾いたボールに猛然と走り込んできたのは浦和の「10番」だった。起き上がった榎本よりわずかに早くボールにタッチするとそのままゴールに押し込み、1-0と先制ゴールを挙げた。

 

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