迷走の末に名古屋が初のJ2降格! オリジナル10の一角がついに陥落

 

名古屋は先制点が欲しい一戦だったが、前半だけで2点のビハインドを負う

 名古屋グランパスのJ2降格が決まった。J1セカンドステージ第17節、名古屋対湘南が行われ、1-3で敗戦。勝点を獲得すれば逆転残留の可能性があったが、クラブ史上初の屈辱を味わった。

 名古屋は前節の神戸戦で0-3の完敗を喫し、最終節を前にして降格圏の16位から抜け出せなかった。15位の新潟と勝点30で並んでいるものの得失点差で下回っており、勝点獲得がマストとなる一戦、ホームのパロマ瑞穂スタジアムには残留を願う名古屋サポーターで埋まった。

 先制点が是が非でも欲しい一戦だったが、試合の入りから明らかに硬さが見られた名古屋に対し、すでにJ2降格が決まった湘南が牙をむく。前半6分、カウンターからMF山田直輝が思い切りよくミドルを狙うと、名古屋DF田中マルクス闘莉王のブロックでコースが少し変わる。これが不運にもGK楢崎正剛が一歩も動けない軌道となり、ゴール左隅に突き刺さる。名古屋が0-1と先手を取られたことで、スタジアムはいきなり沈黙した。

 その後、同25分に右CKからFW永井謙佑がゴールから至近距離でヘディングシュートを放ったが、枠外へと逸れてしまう。そして37分、自陣左サイドを崩されると湘南FW高山薫にダイレクトで合わされて0-2。前半だけで2点ビハインドを負う絶望的な状況となった。

 

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