マンUの18歳FWは「テン・ハフに必要な存在」 U-20代表招集で揺れる新星、リーグ戦&FA杯欠場の可能性を英指摘

マンUのアレハンドロ・ガルナチョ【写真:Getty Images】
マンUのアレハンドロ・ガルナチョ【写真:Getty Images】

ユナイテッドFWガルナチョ、U-20W杯への招集を巡りクラブと代表が対立か

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、現地時間4月23日にブライトンとのFAカップ(杯)準決勝に挑む。もしもブライトンに勝利し駒を進めれば、ユナイテッドは18歳FWを欠いて決勝戦を戦うことになりそうだ。複数の英メディアが報じている。

 今シーズン売り出し中の18歳FWアレハンドロ・ガルナチョは、リーグ戦15試合に出場し2ゴールをマーク。現在は3月に負った足首負傷のため離脱しているが、5月20日に開幕予定のU-20ワールドカップ(W杯)ではアルゼンチン期待の星とされている。

 ガルナチョがU-20W杯に参加する場合、クラブのシーズンと被るためにプレミアリーグの第37節ボーンマス戦、第38節のフルハム戦を欠場することになるという。また、FA杯でブライトンを破り決勝に進出した場合も、最終決戦に出ることは不可能だ。

 英メディア「スポーツ・バイブル」は「リーグで4位以内を目指し、カップ戦での2冠を達成するために、ガルナチョはエリック・テン・ハフに必要な存在かもしれない」と重要性を指摘。また、「アルゼンチン人ジャーナリストのガストン・エドゥル氏は、マンUがガルナチョの大会参加を阻止しようとしていると主張」と代表招集へクラブが難色を示していることも伝えている。

 さらに英紙「ザ・サン」は「FIFA(国際サッカー連盟)の規則では、クラブは『登録された選手を、その選手が国籍に基づいてプレーする資格を持つ国の代表チームに、当該協会から招集された場合に放出する義務がある』とされているが、国内シーズンに開催される大会ではこれらのルールは強制されない」と現行のルールを説明。そのうえで「U-20アルゼンチン代表のハビエル・マスチェラーノ監督は、来週イングランドに飛び、ユナイテッドにガルナチョを放出するよう説得するつもりだ」と代表指揮官の本気度を報じた。

 怪我の状態も心配されるなかで、U-20W杯参加への悩みも起こっているガルナチョ。まだ18歳という若さもあり、今後のキャリアを踏まえての決断が必要となるかもしれない。

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