リバプール痛恨ドロー 最終節・バーゼルとの直接対決で決勝T進出かける
終盤に悔やまれる失点
リバプールは26日、欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ第5節を迎え、アウェーでルドゴレツと対戦し、2-2のドローに終わった。
現時点で1勝3敗と、今節の勝利を逃せば予選突破に黄色信号の灯るリバプールは、ここまで中盤の底に置いていた元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードをトップ下に配置する4-1-2-1-2システムで臨んだ。
試合は開始早々に動く。前半3分、相手にバイタルエリアでクリアボールを拾われ、そのままシュートを許すと、正面に飛んだボールをベルギー代表GKシモン・ミニョレがまさかのファンブル。これを押し込まれ先制点を奪われてしまう。
しかし前半8分、相手の連携ミスから生じたボックス内でのルーズボールをイングランド代表FWリッキー・ランバートがヘディングで押し込み、すぐさまスコアをタイに戻す。さらに前半37分、高い位置でボールを受けたイングランド代表MFラヒーム・スターリングがドリブルから高速クロスを入れると、これをイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが合わせ勝ち越しに成功する。
後半は両軍一進一退の攻防が続くが、ネットを揺らすことのないままアディショナルタイムを迎えようとしていたその時、相手に与えたCKからヘディングを叩き込まれ、土壇場で同点とされてしまい、勝ち点2を逃した形となった。
一方、同グループの2位のバーゼルがレアル・マドリードに敗れたことで、勝ち点2差で直接対決の最終節を迎えることになった。仮にバーゼルに勝利した場合でも、ルドゴレツがレアル・マドリードに勝利した場合、得失点差の争いとなる。果たして熾烈な2位争いに打ち勝てるか。最終節での勝利が絶対条件のリバプールは12月9日、バーゼルを本拠地アンフィールドで迎え撃つ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images