福田師王、高校卒業→欧州直行を決断した理由 7戦5得点で指揮官も絶賛「素晴らしい姿勢と資質」

ドイツでプレーする福田師王(写真は神村学園時代のもの)【写真:徳原隆元】
ドイツでプレーする福田師王(写真は神村学園時代のもの)【写真:徳原隆元】

神村学園からボルシアMG入り ドイツでプレーして3か月が経過

 ドイツ1部ボルシアMGのU-19でプレーするFW福田師王は、いいシーズンを過ごしているようだ。第101回全国高校サッカー選手権で神村学園(鹿児島)のエースストライカーとして注目を浴び、Jリーグを経由せずに欧州の道を選択した。そんな19歳の福田がドイツでの生活について、専門メディア「fohlen-hautnah」のインタビューに答えている。

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 今季リーグ戦7試合5ゴール2アシストをマークする福田。ドイツへ渡って約3か月が経ったなか、早速結果を残している。現地でも、「ボルシアはストライカーの才能を日本から誘い込んだ。そしてここで、19歳の彼はすでに彼の資質を証明しており、大きな夢も持っている」と評価されている。

 獲得当時は“無名”の日本人選手。全国高校サッカー選手権を終えて、今年1月中旬にドイツへ到着した。福田はJリーグを経由せずにボルシアMGへ加入することにした理由を「fohlen-hautnah」のインタビュー内で語っている。

「ボルシアは伝統あるビッグクラブで、今まで多くの成功を勝ち取ってきた。欧州の国境を越えて世界で非常に人気がある。日本にも多くのファンが昔からいる。そして、家族の面でも僕を納得させてくれた」

 ドイツでは寮生活を送っている福田だが、「ほかの選手やチームメイトが日常生活で私をサポートしてくれている」という。

 チームを率いるアレクサンダー・エンデ監督も福田のプレーや姿勢に満足しているようだ。「彼は素晴らしい姿勢と資質を持っているので、これまで私たちと一緒に素晴らしいことをしていた。しかし、今は彼に多くを求めることはできない。彼は寮に住んでいて、最初の友達を作った。彼はドイツでの土台を築くために3か月私たちとともに過ごした。より高いタスクに向かって段階的に進んでいくために」と、焦ることなくさらなるステップアップを望んでいる。

 トップチームでは日本代表DF板倉滉がプレーする。板倉の存在も大きいと言い、「間違いなく僕にとってお手本」だとしている。

 現在はドイツ語も学んでいる福田。デュッセルドルフのインターナショナルスクールに通い、急ピッチでコミュニケーションを取れるよう努力している。

「将来はブンデスリーガのプロで板倉選手と一緒にプレーしたい」と目標を掲げた。まずは今いる舞台から。着実に1歩ずつ進んでいくつもりだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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