三笘、筑波大時代の論文への質問に苦笑の理由 「少しメディアで誇張されている部分がある」
今季はプレミアリーグで7得点4アシストを記録
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、プレミアリーグ初挑戦でセンセーショナルな活躍を見せ、欧州のビッグクラブからも注目を集める存在となっている。自慢のドリブルに関しては、シーズン中にも海外メディアで取り上げられてきたが、オーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」のインタビューで、大学時代のドリブルに関する論文に関しても触れている。
三笘はJ1川崎フロンターレからブライトンへ移籍後、2021-22シーズンはベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズで武者修行。今季ブライトンに復帰し、世界最高峰のプレミアリーグで24試合に出場して7得点4アシストと、自慢のドリブルを武器にチームの攻撃を牽引している。
三笘と言えば、川崎ユースで経験を積むと、トップ昇格の打診を断り筑波大へ進学。その後、大学在籍時に川崎の特別指定選手として登録され、2020年に川崎のトップチームに入団して初年度から活躍したのは記憶に新しい。大学行きの決断に関しては、このように振り返っている。
「その時の自分のフィジカル的なところでプロで通用するのは難しいなと感じていました。人生を大きく考えても大学に行ってもいいのかなと。大学も日本のレベルは高いので、そこでしっかり試合に出て、自分を磨いて、もう一度プロに挑戦してもいいのかなと思いました。クラブは少し驚いているところもありましたけど、僕の考えを尊重してくれましたし、家族はいつもそういうところは尊重してくれる。僕自身が決めることだと思うので、しっかり自信を持って、覚悟を決めました」
また、三笘は大学時代、頭にGoProカメラを取り付け、動きを記録し、どのような動きで相手を抜き去ることができるかを検証していたことや、プロ辞退の選択が海外メディアでも取り上げられきた。これには、「少しメディアで誇張されている部分がありますけど(笑)」と、笑いながら答えている。
「論文を書かないと卒業できないので、何を書けるのかなと考えた時にドリブルのほうが書きやすいのかなと。僕自身のドリブルというよりは、一般的なドリブルを上手い選手と下手な選手の違いを書こうかなと思っただけで、それが自分自身のプレミアでのドリブルに生きているかというとそんなことはないと思います」
三笘の一挙手一投足に、イングランドを中心に世界中から熱視線が送られているのは間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)