日本代表FW町野修斗、敵将が“最大警戒”も好プレー連発 果たした「ベンチメンバーの仕事」
湘南は浦和と1-1で引き分けた
J1湘南ベルマーレの日本代表FW町野修斗は、4月19日のルヴァンカップ第4戦、浦和レッズ戦(1-1)に途中出場。ゴールこそなかったが際どいシュート2本で存在感を放った。
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町野について、浦和のマチェイ・スコルジャ監督は同17日の定例会見で「湘南には私がすごく気に入っている選手がいます。町野選手です。(ルヴァンカップの)1戦目はベンチスタートでした。この試合も同じようにベンチスタートであることを願っています。彼のゲームの読みが素晴らしい。正しいときに正しい場所にいて決定機をつくることができる。前回の対戦では試合の終盤に交代で入ってきて、セットプレーから危険なヘディングシュートもありました。彼がピッチに立っているときは危険な場面があるかもしれないと考えなければ」と、最大限の称賛と警戒を話していた。
その願い通りの形になったターンオーバー起用でベンチスタートだった町野は、1-1の同点で迎えた後半17分に途中出場。ゴール正面のフリーキックから際どいコースに直接シュートを放てば、コーナーキックからは叩きつけるヘディングでゴールを狙った。いずれも浦和GK鈴木彩艶の好セーブに阻まれた形だが、若くして日本代表の経験も持つ両者の素晴らしいせめぎ合いだった。スコルジャ監督は試合後にも「湘南は後半に選手を交代させた後、パフォーマンスが上がって決定機もつくっていた。その中で彩艶が、今日も質の高さを見せました」と、両者のプレーを称えていた。
このまま引き分けたことでチームの勝利とはならず、町野は「連戦でも出たかった。途中交代ということで、流れを変えるのはベンチメンバーの仕事。チャンスもピンチもありながら、決めきれたら良かった。個人の課題ですね」と悔しがった。
昨季はJ1リーグで日本人最多となる13得点し、カタール・ワールドカップ(W杯)の日本代表にも選出された。伸び盛りの23歳は、今季のJ1でも5得点でランキング首位に並ぶ。敵将にも最大限の警戒をさせる存在感の持ち主は、リーグトップクラスのストライカーへと成長を遂げている。