誤審続きのプレミアリーグ、VAR用の追加カメラを最大4台導入の可能性と英報道
半自動オフサイドテクノロジーの試験導入の動きもあり
イングランド1部プレミアリーグはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックに用いるカメラを最大で4台追加導入する可能性があるようだ。
プレミアリーグではVARの不正確な介入による判定ミスが問題となっている。昨年12月には試合の判定を検証する独立委員会によって、今季VARによる誤った介入が6件あったことが報告されていた。その後も誤審は発生しており、英紙「デイリー・ミラー」は「プレミアリーグではVAR廃止を求める声もある」と伝えるなど、システムそのものへの信頼が大きく揺らいでいる。
そうしたなか、英メディア「The Athletic」によれば、プレミアリーグは来季からVARのためのカメラを最大で4台追加することを推奨しているという。追加のカメラはオフサイドの判定をより正確に判定を行うことを目的として、それぞれのペナルティーエリアのすぐ外側に設置されるという。映像をチェックする際、カメラの角度によっては十分な根拠となる情報を得ることができない問題が残っているが、それをカメラの増設によって解消しようとする動きのようだ。
また、カタール・ワールドカップ(W杯)で採用された半自動オフサイドテクノロジーをプレミアリーグで試験導入する動きもあるようだ。ただし、現時点では判定スピードに課題が残っており、さらに正式導入のためには20クラブ中14クラブの支持が必要になるという。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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