「全てが完璧」 Jリーグで爆誕、高校サッカー感満載“デザインCK”→ゴール反響「こりゃすげー」
J2町田、大分戦で緻密な連係で相手を欺くコーナーキックから得点
今季J2で快進撃を続けるFC町田ゼルビアはリーグ第10節の大分トリニータ戦(ホーム)を3-1で制し、首位に浮上。先制点はデザインされたコーナーキック(CK)から生まれたもので、緻密な連係で相手を欺いたサインプレーに「全てが完璧」「こりゃすげー」と反響を呼んでいる。
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町田は今季、名門・青森山田高校で一時代を築いた黒田剛監督を招聘。プロクラブでは初采配となる指揮官の下、開幕から7試合で6勝1分と快進撃を続けた。その後の2試合を1分1敗として3位で迎えた大分戦は、首位チームとの上位対決として注目を集めたなか、先制点は鮮やかな“デザインCK”から生まれた。
町田は前半23分、左CKを獲得。キッカーのMF髙江麗央は手前にいたDF翁長聖へショートパスを預ける。すると、その背後を駆け上がったMF平河悠に意表を突く形でパスが渡った。平河はペナルティーエリア内右からマイナスのクロスを送ると、中央で反応したFW荒木駿太が右足で蹴り込んだ。
一連のシーンで、大分側はなす術なく崩されて失点。計算し尽くされたこのセットプレーシーンは反響を呼び、Jリーグ公式YouTubeチャンネル上でピックアップされている。連動性抜群の動きで奪ったゴールにファンからは「こりゃすげー」「ただただ拍手」「凄い。全員の動きに一切無駄がない」「全てが完璧すぎる」と喝采が送られた。
こうした緻密な連係を築いたセットプレーは、プロでは滅多に見られないシーン。黒田監督自身、トリックセットプレーが度々話題に上がる高校サッカーで指導してきた経歴があることから、「高校サッカーみたいでいい」「高校サッカーで得たノウハウ?」といった指摘も寄せられている。
町田はその後、前半33分に荒木、同39分にはFWエリキが加点すると、相手の反撃を後半31分の喫した1失点に抑え、3-1で勝利。今後はチームの好調ぶりとともに、特大なインパクトを放ったデザインセットプレーにも注目が集まりそうだ。