名古屋、大旗を用いての応援容認エリア後方立ち見席が豊田市火災予防条例に違反していた事実を発表

名古屋が豊田市火災予防条例の違反判明を発表(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
名古屋が豊田市火災予防条例の違反判明を発表(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

クラブ公式サイトで発表

 名古屋グランパスは4月17日、J1リーグ第2節京都サンガF.C.戦と第5節FC東京戦において、名古屋グランパスが設置した大旗を用いての応援容認エリアのうちSスタンド2F前段ブロック後方の立ち見席(33列目後方の通路)が、豊田市火災予防条例に違反していたことが判明したと発表した。

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 違反の根拠となる条例となったのは、「豊田市火災予防条例 第50条第2号」の「客席内の避難通路に客を収容しないこと」。違反内容は、「2023明治安田生命J1リーグ第2節 京都サンガF.C.戦と第5節 FC東京戦において、Sスタンド2F前段ブロック33列目後方の通路を立ち見席(76席)として販売」と発表されている。

■立ち見席設置に至った経緯
Sスタンド2F前段ブロックは、大旗使用ができ、かつ横断幕掲出もできる1Fホームエリアとの緩衝帯として計画しており、緩衝帯を構成する柵の強度を上げる目的で、33列目の後方にて柵を施工し、33列目の後方通路を大旗も使用できる立ち見席とした。

■違反発覚の経緯
豊田スタジアムSスタンドの運用変更に伴い、名古屋グランパスでは、観客席や試合運営ルール全体の再チェックを実施したところ、Sスタンド2F前段ブロック33列目後方の通路立ち見席が豊田市火災予防条例に抵触する可能性のあることを確認し、4/13(木)に豊田市消防本部に対して立ち見席の運用等詳細をご報告いたしました。その結果、避難通路上での立ち見席の設置が条例違反となるご見解をいただき、クラブに対し再発防止のご指導を賜りました。なお、これら一連の経緯につきましては、4/14(金)にJリーグへご報告させていただいております。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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