「ガナーズに自信喪失の兆し」 アーセナル痛恨2戦ドロー…リーグV“懐疑論”が現地浮上
ウェストハム戦で2-2ドロー、前節に続き2点リード守れず引き分けに
イングランド1部アーセナルは現地時間4月16日に行われたプレミアリーグ第31節でウェストハムと対戦した。2点のリードを奪う展開から追い付かれ、2試合連続のドローで足踏みとなった。
アーセナルは現在31試合を終えて勝ち点74。対して1試合消化の少ない2位マンチェスター・シティは同70。その差はついにわずか4ポイントとなった。今月末に控える直接対決に結果次第では立場が逆転する可能性も出てきた。
前節のリバプール戦と今節のウェストハムはいずれも2点を先行しながら追い付かれる展開で引き分けに持ち込まれている。英公共放送「BBC」はこうした状況について「ガナーズに自信喪失の兆しを見せる」と伝えている。優勝へのプレッシャーがそうさせているのか、ここ2試合は先制後の試合運びに課題を残している。
それでも、試合後にキャプテンのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールは「自分たちがリーグのトップに立っていることを忘れてはいけない。まだ我々の手の中にある」とチームを鼓舞した。追いすがるシティの結果に関わらず、勝ち続ければタイトルを獲得するのはアーセナルだ。
解説の元イングランド代表DFマシュー・アップソン氏も「今の彼らに重要なのは疑念を持たないこと。ミケル・アルテタとスタッフ陣がやるべきは選手が落ち込んだり、ネガティブな気持ちにならないようにすることだ」とタイトル争いのなかで気持ちを切り替えることが必要だと強調。「彼らはまだ絶好のポジションにいる。メンタリティーを保ち、信じ続けることが必要だ。それが彼らの仕事であり、続けていかなければならないんだ」と続け、依然としてアーセナルがタイトルレースのポールポジションにいると語った。
2003-04シーズンを最後にプレミアリーグのタイトルから遠ざかっているアーセナル。シティとの天王山に加え、チェルシーとのビッグロンドンダービーやブライトン、ニューカッスルとの上位対決も控える残り7試合。首位の座を最後まで守り続けることはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)