低迷チェルシーに我慢の限界? クラブ会長がサポーターと口論…“緊張の瞬間”に英注目「彼は無視していた」
公式戦3連敗にファンは我慢の限界か
イングランド1部チェルシーは現地時間4月15日、プレミアリーグ第31節でブライトンをホームに迎え撃ち、1-2で敗戦した。痛恨の逆転負けを喫したなか、試合直後に目撃されたクラブオーナーとサポーターの“緊張の瞬間”に注目が集まっている。
フランク・ランパード暫定監督を迎えてリーグ戦2戦目を戦ったチェルシー。この試合では、前半13分にMFコナー・ギャラガーのゴールで幸先良く先制する。ところが同42分、ブライトンFWダニー・ウェルベックのヘディングシュートが決まり、試合は振出しに戻った。
後半は先に一歩前に出たいチェルシーだったが、同24分に途中出場のブライトンFWフリオ・エンシソがペナルティーエリア外から豪快なミドルシュートを突き刺し、これが決勝点に。チェルシーにとっては痛い逆転負けとなっただけでなく、ランパード暫定監督が就任してこれで公式戦3連敗となった。
監督交代というカードを切ってもなお調子が上向かないチームに業を煮やしてか、試合後にはチェルシーサポーターとクラブのオーナーであるトッド・ベーリー氏が口論する様子が目撃されている。
英紙「デイリー・エクスプレス」は、オーナー席で観戦していたベーリー氏が真上の最前列にいたチェルシーサポーターに対し「身振り手振りを交え何かを伝えていた」と報じ、英紙「ザ・サン」は「側近がベーリー氏を諫めていた」と伝えている。また、英紙「デイリー・メール」はサポーターの様子に言及。同紙は「試合中からサポーターはオーナーに対して大声で怒鳴っていたが、彼(ベーリー氏)は無視していた」と伝え、サポーターがこの日も調子の上がらないチームに対しフラストレーションを溜め込んでいたとの見方を示している。
こうした報道と試合結果から察するに、敗戦のホイッスルを聞くや否や両者は一気にヒートアップしたようだ。
今後、批判の声を沈静化することができるか。不振が続くチームの立て直しに期待が懸かる。