チェルシーとのアウェー戦で先発フル出場、相手ゴールを脅かしたシーンに海外注目

　イングランド1部ブライトンの日本代表FW三笘薫は現地時間4月15日、プレミアリーグ第31節チェルシー戦（1-2）に先発フル出場。再三キレのあるドリブルを披露したなか、相手DFを2人かわし、ゴールへ迫った圧巻プレーに海外メディアは「神のような動き」と注目している。

　チェルシーとのアウェー戦で左サイドハーフとして先発した三笘は前半8分、相手右サイドバックDFトレボ・チャロバーを抜き去り、決定機を演出。MFアレクシス・マック・アリスターのシュートは枠を捉えられなかったが、自慢のドリブルを生かし積極的に仕掛けた。

　さらに同26分にも見せ場が到来。左サイドでボールを持つと、独特のステップからDFウェスレイ・フォファナを抜いてカットイン。さらにDFブノワ・バディアシルもかわして右足シュートを放つ。DF2人を翻弄して放ったシュートはGKケパ・アリサバラガの好セーブに阻まれるも、観る者を沸かせる圧巻プレーだった。

　得点が決まっていれば“スーパー級”だったこの場面には、海外メディアも脱帽。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」エクアドル版公式ツイッターは「ミトマがメシア（神）のような動きをした。ブライトンのアカッターはチェルシーのディフェンスを脅かし、ケパがなんとか凌いだ」とツイートし、目を見張った。

　フル出場した三笘は得点に絡めなかったものの、鋭い動きでチャンスに絡むなど存在感を発揮。ボールを持てば危険な匂いを漂わせていたこの試合におけるプレーの中でも、ひと際インパクトを与えたシーンが海外でも反響を呼んでいた。