FC東京、渡邊凌磨のスーパーゴール実らず1-2で敗戦

C大阪がアウェーでFC東京に競り勝ち勝ち点3を獲得(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
C大阪がアウェーでFC東京に競り勝ち勝ち点3を獲得(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

後半40分に奥埜が決勝ゴール

 J1リーグは4月15日に第8節を各地で行い、雨の降る味の素スタジアムではFC東京とセレッソ大阪が対戦した。勝点差「1」で7位のFC東京とC大阪の一戦にとって、上位進出を懸けた重要な一戦は、2-1でアウェーのC大阪が勝利した。

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 前節、ホームで湘南ベルマーレと2-2で引き分けたFC東京は、キャプテンのDF森重真人が復帰し、4-2-1-3で試合をスタート。対するC大阪は4-2-3-1で元日本代表MF香川真司がトップ下で先発した。前半8分、C大阪にアクシデントが起きてMFカピシャーバが自らピッチに座り込んでプレー不可能をアピール。その後、右大腿裏を抑えてベンチへ退き、MFジョルディ・クルークスと交代になる。クルークスは、そのまま左サイドに入った。

 互いになかなかシュートまで行けないなか、前半22分にFC東京はMF安部柊斗が高い位置でボールを奪う。安部はFW渡邊凌磨にパスを通すと、渡邊はゴール前に折り返したがFWディエゴ・オリヴェイラは相手に身体を寄せられてシュートを打てなかった。一方のC大阪も1分後に高い位置でボールを奪うと、香川がスルーパスをFWレオ・セアラに通したが、シュートはGKヤクブ・スウォビィクに防がれた。

 前半41分にFC東京は、MF松木玖生が左足で鋭いシュートを放ったが、GKキム・ジンヒョンに阻まれる。C大阪もレオ・セアラのシュートが右サイドネットに外れ、結局、前半は得点が決まらないまま終了した。

 後半の立ち上がり、最初にビッグチャンスを掴んだのはC大阪。後半2分に香川のパスを受けたクルークスがゴールを狙ったが、GKスウォビィクが反応したボールはポストを叩く。FC東京も同7分に渡邊が狙いすましたミドルシュートを放つが、相手に当たりわずかに右へ外れていく。

 後半12分には、左サイドからのクロスを森重が低い体勢ながら胸でトラップしたボールを香川がさらい、シュートに持ち込んだが、森重のブロックでシュートを枠に飛ばせなかった。それでも後半15分、左サイドでFKを得たC大阪はDF山中亮輔が入れたボールにMF奥埜博亮が反応してワンタッチシュートを決め、先制点を挙げる。

 追う展開となったFC東京は後半23分、DF中村帆高のアーリークロスをエリア外で受けて胸でトラップすると、反転しながらボレーシュートを放つ。これがゴールに決まり、1-1の同点に追い付いた。

 勢いづいたFC東京だったが、その後のチャンスを生かせない。逆に同40分にはC大阪の奥埜が左サイドからの折り返しを冷静に左足でゴールに決めて、この試合2点目のゴールを決めて再びチームにリードをもたらした。

 このまま試合は終了し、アウェーのC大阪が2-1で勝利して勝ち点3を上積みし、順位表でもFC東京を抜いている。

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