リバプール監督がベリンガム獲得レース撤退に言及 「5歳児がフェラーリを欲しがるようなもの」

クロップ監督がベリンガム獲得について言及【写真:ロイター】
クロップ監督がベリンガム獲得について言及【写真:ロイター】

200億円とも言われる高額移籍金がネックに

 イングランド1部リバプールは、関心が伝えられていたイングランド代表MFジュード・ベリンガムの獲得レースから撤退した。チームを率いるユルゲン・クロップ監督は、「5歳児がクリスマスにフェラーリを欲しがるようなもの」とこの移籍について語った。英公共放送「BBC」が報じている。

 ベリンガムは19歳の若さながらドイツ1部ボルシア・ドルトムントとイングランド代表でレギュラーを張る逸材で、スペイン1部レアル・マドリードやイングランド1部マンチェスター・シティなどビッグクラブによる争奪戦が予想されている。

 リバプールも移籍先の候補として名前が挙がるクラブだったが、1億2000万ポンド(約200億円)とも言われる高額移籍金がネックとなり獲得から手を引いたと伝えられていた。

 クロップ監督はこの件について、比喩を交えて次のように語っている。

「ひと夏で6人、それも全員に1億ポンド(約166億円)を払って獲得することなどできない。我々は子供じゃないんだ。5歳児がクリスマスにフェラーリを欲しがるようなもの。それを聞いて『グッドアイデア』とは言わないでしょう。高すぎる、そもそも運転もできない。フェラーリを手に入れられないからといってその子の人生が不幸になるとしたら、それは悲しい人生だと言わざるを得ない。自分にできることを見て、それを実行するだけだ」

 現在プレミアリーグで8位と苦戦を強いられているリバプール。戦力アップを考えればベリンガムが喉から手が出るほど欲しい選手であることは間違いないが、クラブの財政事情を鑑みて身の丈に合った補強を目指すことになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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